|
『Dr.スランプ』(ドクタースランプ、Dr.SLUMP)は、鳥山明による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1980年5・6合併号から1984年39号まで連載された。 1993年から1996年には続編漫画『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』がVジャンプで連載され、2007年にはスピンオフ作品『Dr.スランプ 2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』が月刊少年ジャンプ2007年4月号に掲載された。 == 概要 == ペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛が作った女の子タイプの人間型ロボット(アンドロイド)、則巻アラレのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。基本は一話完結型だが、複数回に渡って続く時(千兵衛とみどりの新婚旅行や、運動会の話など)もある。 当初は則巻千兵衛を主人公として毎回発明品で失敗する、という方向性のストーリーであったが、担当編集者の鳥嶋和彦の強い主張により、アラレを主人公に据えて展開された。なお、本作が短期打ち切りとなった時のことを配慮し、連載開始前からすでに鳥嶋と次回作の打ち合わせをしていたことも明かしている。鳥山が大の車好きということもあり、扉絵にはアラレが自動車を運転する場面などが多く描かれた。しかしあまりに描きすぎて、担当の鳥嶋に注意されたこともあった。大概は鳥嶋の意向を汲んできた鳥山であったが、恋愛漫画を描くのが大の苦手であり、アラレとオボッチャマンのラブシーンの要求には気が進まず拒否したという。 1981年には『Dr.スランプ アラレちゃん』のタイトルでアニメ化され、大ブームを巻き起こし、視聴率36.9%とアニメ視聴率歴代3位を記録〔ビデオリサーチ・関東地区調べ、ビデオリサーチがオンライン調査を開始した1977年9月26日以後の記録〕。同年12月に発売されたジャンプ・コミックスの第5巻は、初版130万部を発行し『ドラえもん』(巻数は不明)の120万部を上回り、当時の日本におけるコミック単行本の初版部数を更新〔「集英社、コミック単行本『Dr.スランプ』絶好調──第6巻初版220万部、業界新」『日経産業新聞』1981年12月21日付、4頁。〕。さらに第6巻は初版220万部となった〔。1991年には愛蔵版、1995年から1996年には文庫版を発売した。2001年から2004年には、コンビニコミック版を発売し、2006年から2007年には、完全版を発売した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Dr.スランプ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|