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エーオン(E.ON SE)はドイツ・デュッセルドルフに本社を置き電力・ガスなどを供給するヨーロッパ有数の大手エネルギー会社。ドイツを代表する大企業として、ドイツ株価指数(DAX)の30銘柄のひとつに選ばれている。ニューヨーク証券取引所(ティッカーシンボル:EON )、ロンドン証券取引所(EON )、フランクフルト証券取引所に上場している。 == E.ONの発足 == 1998年のドイツの電力自由化をきっかけに、当時の八大電力会社はデュッセルドルフのE.ON、エッセンのRWE(ライン・ヴェストファーレン電力会社、2002年にドルトムントのVEWを吸収合併した)、ハンブルクのHEW(ハンブルク電力会社、ベルリンのBewagと旧東独のVEAGの二社を吸収合併したが、スウェーデンの公営電力会社バッテンフォール(vattenfall、ヴァッテンファル)の傘下となり、2006年に社名をバッテンフォール・ヨーロッパに変更した)、カールスルーエのEnBW(独立を保ったがフランスの電力会社EDFの傘下となった)の四つに集約された。 E.ONは2000年、二つの巨大電力会社が合併して発足した。その会社は以下の二つである。 *VEBA(''Vereinigte Elektrizitäts- und Bergwerks Aktiengesellschaft''、合同電力鉱山株式会社、プロイセン電力) :1929年に多くの炭鉱・電力会社を傘下に置くプロイセン州所有のエネルギー持株会社として設立され、戦後西ドイツ政府の国有企業となり石油・通信にも事業を伸ばした。1965年民営化が開始され、1987年に完全民営化された〔ドイツ巨大企業の構成と変動 〕。 *VIAG(''Vereinigte Industrieunternehmen AG''、合同工業企業株式会社、バイエルン電力) :1923年にドイツ国が多数の電力・金属・機械会社を傘下に収めて発足させた国営持株会社。戦後ミュンヘンに本拠を置く国営企業となり、1986年より民営化が始まった〔ドイツ巨大企業の構成と変動 〕。 2003年にはE.ONはドイツのガス会社ルールガス(Ruhrgas、後に社名をエーオン・ルールガス E.ON Ruhrgas に変更)を買収してガス市場に参入した。エーオン・ルールガスはヨーロッパ20カ国以上で天然ガスなどを供給している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「E.ON」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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