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『E.T.』(イーティー、')は、1982年公開のアメリカのSF映画。ならびに、同作品に登場する、架空の地球外生命体(Extra=外の、Terrestrial=地球の)の名称である。 製作会社はユニヴァーサル映画で、監督・製作はスティーヴン・スピルバーグ。約1,000万ドルという予算で製作されたが、公開と同時に、アメリカ国内だけでおよそ3億ドルという当時の映画史上、最大の興行収入を記録する。全世界では『ジュラシック・パーク』(1993年公開)、日本では『もののけ姫』(1997年公開)に抜かれるまで、邦画と洋画の配給収入の歴代1位であった。日本での前売り券の販売数は、9大都市の劇場だけで37万7000枚、総数では約170万枚と当時としては記録的なものであった〔『日経産業新聞』1982年12月8日付、14頁。〕。 第40回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。第55回アカデミー賞では音響効果賞、視覚効果賞、音響賞、作曲賞を受賞した。また、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞にもノミネートされた。また、1994年に米国連邦議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つである。)は、1982年公開のアメリカのSF映画。ならびに、同作品に登場する、架空の地球外生命体(Extra=外の、Terrestrial=地球の)の名称である。 製作会社はユニヴァーサル映画で、監督・製作はスティーヴン・スピルバーグ。約1,000万ドルという予算で製作されたが、公開と同時に、アメリカ国内だけでおよそ3億ドルという当時の映画史上、最大の興行収入を記録する。全世界では『ジュラシック・パーク』(1993年公開)、日本では『もののけ姫』(1997年公開)に抜かれるまで、邦画と洋画の配給収入の歴代1位であった。日本での前売り券の販売数は、9大都市の劇場だけで37万7000枚、総数では約170万枚と当時としては記録的なものであった〔『日経産業新聞』1982年12月8日付、14頁。〕。 第40回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。第55回アカデミー賞では音響効果賞、視覚効果賞、音響賞、作曲賞を受賞した。また、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞にもノミネートされた。また、1994年に米国連邦議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つである。 == ストーリー == アメリカのとある杉の森に球形の宇宙船が着陸し、中から小さな宇宙人が数人出てきた。彼らの目的は地球の植物を観察し、サンプルを採集する事だった。しかし、1人だけ宇宙船から遠く離れ、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然物音がして、宇宙船の着陸を察知した人間たちが近づいてきた。宇宙船は危険を察知して離陸するが、遠くにいた宇宙人1人が地上にとり残されてしまう。 その頃、住宅地のある家では、少年たちがテーブルトークRPGをしていた。10歳のエリオットは小さいという理由から、兄マイケルらの仲間に入れてもらえず、嫌気がさしていた。ピザの出前を受け取りに外へ出たエリオットは物置小屋で音がしたことに気付いて怖くなり、みんなを呼びよせた。しかし中には誰もおらず、見慣れない足跡が残されていただけであった。その日の深夜、エリオットは隣のトウモロコシ畑に物音の正体を探りに行き、宇宙人を目撃する。翌日、家族と夕食を食べながら、エリオットは宇宙人を見たことを話すが誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に母のメリーは動揺する。メリーと折り合いが悪いパパは、愛人とメキシコに行っていたからだ。 夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、ついに宇宙人が彼の前に姿を現わす。エリオットは宇宙人を部屋に連れ入れクローゼットに隠した。翌日、エリオットは仮病をつかって学校を休み、宇宙人とのコミュニケーションを試みる。そして帰宅した兄マイケルと妹ガーティに宇宙人を紹介する。宇宙人は念力でボールを宙に浮上させて、太陽系を遠く離れた星からやって来たことを説明した。次の朝、エリオットはマイケルの友達から「怪物がいたか」と尋ねられ、宇宙人だという答えを信じてはもらえないものの、「ではエキストラ・テレストリアルだな」と聞かされる。こうしてその宇宙人は以後、エキストラ・テレストリアルを略してE.T.と呼ぱれることになる。 エリオットとE.T.との間には心が通い合うようになり、留守宅のE.T.が冷蔵庫からビールを取り出して飲むと、学校で授業を受けているエリオットも酔っぱらう。さらにE.T.がテレビで「静かなる男」を見て、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのキスシーンに見とれていると、学校ではエリオットが好意を抱いていた女の子にキスをする。E.T.は「セサミストリート」を見たり、ガーティに教えてもらいながら英語を覚える。また新聞に載っていたSFコミック『バック・ロジャース』の一場面を見たことにより、家に電話したいと言い出す。E.T.はノコギリや傘などを使って通信器を作り上げる。 ハロウィンの夜、子供たちはE.T.に白い布をかぶせて森に連れ出し、E.T.は故郷の星に連絡をとる。翌朝、E.T.は瀕死の状態となり、マイケルが彼を家に運ぶが、やはりエリオットも体調を崩してしまった。E.T.を初めて見て驚くメリー。突然、宇宙服を着た科学者たちが家に押しかけてきた。科学者たちはエリオットの家に宇宙人がかくまわれていることを察知し、監視していたのだ。NASAの科学者キース(Keys、彼がいつも腰に下げている鍵束による)はエリオットに「私も10歳の時からE.T.を待っていた」と語りかけるのだった。 E.T.は死亡し、エリオットは悲しみに暮れていると、E.T.の胸が赤くなる。彼は死んでいなかったのだ。エリオットは兄妹、兄の友人グレッグ、スティーブ、タイラーの協力を得て、科学者たちからE.T.を助け出し、森へ向かう。連絡を取った場所に到着すると宇宙船が現れ着陸する。エリオットとE.T.は最後の別れをし、E.T.は宇宙船に乗り込む。宇宙船が消えたあと、空に美しい虹がかかるのであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「E.T.」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 E.T. the Extra-Terrestrial 」があります。 スポンサード リンク
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