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EBC-46
EBC-46は、動物およびヒトのある種のがん(現在の開発段階では主に非転移性固形腫瘍)に対する治療薬として研究されている天然有機化合物である。本化合物は、オーストラリアクイーンズランド州地帯に生育している''Hylandia dockrillii''および''Fontainea''属のいくかの植物の種子中に見出された〔。動物試験は2010年3月に開始され、ヒトでの臨床試験(安全性試験)は2011-2012年に動物における安全性試験などの後に行われる予定である。 ==発見== EBC-46は、クイーンズランドの企業Ecobiotics(特に薬剤探索子会社Qbiotics)の植物抽出液を精製したフラクションからの天然生理活性化合物の自動スクリーニング法によって発見された。その後、化学合成により化学構造が確かめられた。この発見は、野生の有袋類がこの植物の種子を不快ととらえていることが見出されたことによる。本化合物の平面構造は12-tigloyl-13-(2-methylbutanoyl)-6,7-epoxy-4,5,9,12,13,20-hexahydroxy-1-tiglian-3-oneと同定された。Ecobiotics社は同様の手法でオーストラリアの野生熱帯雨林植物から抗がん剤候補化合物を単離している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EBC-46」の詳細全文を読む
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