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ISO/IEC 8859-6:1999 ISO 8859の第6部であり、ラテン文字とアラビア文字用の文字コードの標準である。1987年に初版が制定された。アラビア語以外の、ペルシャ語やウルドゥー語用の文字は含まれておらず、実質アラビア語以外の言語を記すことは出来ない。 ==概要== もともと MS-DOS のコードページとして作られた ASMO-708 から罫線素片などのアラビア語と無関係な文字を除外したものである。 文字表には独立形のみが書かれているが、この文字コードで書かれたテキストを表示するにはアラビア語の結合処理が必要である。また、シャクルは結合文字として処理されなければならない。 数字はASCIIの数字のみが定義されている。 ISO_8859-6:1987 (その推奨MIME名であるISO-8859-6のほうが有名) はこの規格を (RFCには視覚 (左から右) 順序と記述されているにもかかわらず) 論理順序で使ったものと、C0 (0x00–0x1F) とC1 (0x80–0x9F) 部にISO/IEC 6429からの制御符号を使ったものからなるIANAキャラクタセットである。(ISO/IEC 6429やISO/IEC 2022からの) エスケープシーケンスは解釈されない。このキャラクタセットのテキストは論理順序なので、表示には双方向テキスト処理が必要である。このキャラクタセットにはiso-ir-127、ISO_8859-6、ECMA-114、ASMO-708、ArabicおよびcsISOLatinArabicという別名がある。 名前の後ろに -e や -i を付けることによって、明示的もしくは暗黙に書字方向を指定したバージョンも存在する〔RFC 1556 Handling of Bi-directional Texts in MIME 〕。ISO-8859-6-I は暗黙の(論理的)書字方向を持ち、ISO-8859-6-E は制御符号を使って明示的に書字方向を指定する必要がある。何もつけない ISO-8859-6 では左から右へ表示されることになっているが、現実には ISO-8859-6-E は使用されず、ISO-8859-6 は ISO-8859-6-I と同様に扱われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ISO/IEC 8859-6」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 ISO/IEC 8859-6 」があります。 スポンサード リンク
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