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EDIUS(エディウス)とは、グラスバレー株式会社(旧トムソン・カノープス)が2003年から開発・販売している、日本製のノンリニア編集用ソフトウェア。 SD/HD/FullHDなどマルチフォーマット対応やAVCHDやデジタル一眼のネイティブ編集、1080/60pなどの最新規格対応、その映像の混在編集、デュアルディスプレイ表示も可能な独特なマルチウインドウ構成のGUIなどを特徴とし、DVD/Blu-rayのオーサリングからSDカード・カメラにエクスポートするAVCHD出力、iPad/YouTubeなどへのMP4など一連のエクスポータを実装し、入力から出力までオールインワンの機能を有する。放送・映画からアマチュア・ハイアマチュアまで広いユーザー層を獲得し、昨今は、EDIUS Neo 3が家電量販店のPOSデータを集計したBCNランキングで1位を獲得したことが発表されるなど一般ユーザーにも支持されるソフトに成長している。パナソニック株式会社とは、AVCHDフォーマット普及に向けて協業に合意したことが発表され、EDIUS Neo 2 Boosterから、AVCHDネイティブ編集に対応している。また、EDIUS 6からはQuickTime/H.264ネイティブ編集にも対応している。Pro6.5/Neo3.5/Expressからはモジュールが統一化され、アップデータも一つにまとめられた(インストール時のシリアルナンバーでElite,Pro,Neo,Expressを判別する)。 == 概要 == DV、HDV、AVCHD等のあらゆるフォーマットに対応するほか、Canopus HQという放送業界でも採用される独自コーデックや自社製ハードウェアを持つことが特徴である。当初はアクセラレーションボード、DVStormシリーズのハードウェアDVコーデックでノンリニア編集の一時代を築いたが、マルチコアCPUの登場とともに、CPUの性能を限界まで引き出すことで、PCの性能に合わせてリアルタイム性を高めることができるスケーラブルテクノロジーの思想に一新し、ハイビジョンリアルタイム編集を実現している。 また、プロユースでもシェアを広げているノンリニア編集ソフトの中で、比較的ハードウエアの制約が少ない。映画などの編集で需要の高い、Avid等の古くからある編集ソフトでは、グラフィックボードやシステム構成に厳しい条件が課せられている場合が多い中、通常のソフトではグラフィックボードの特性がOpenGL系を強く推奨するメーカーが多いにも関わらず、DirectXを中心に据えたボードでも対応している。 現行バージョンは「EDIUS Pro 8」と「EDIUS Elite 7」。また、EDIUS Proのエンジンを踏襲したミドルレンジモデル「EDIUS Neo」や、ジャストシステムとの共同開発で初等教育の検定教科書にも採用される初心者向けの「エディウスJ」、そしてエントリー向けの「EDIUS Express」(ダウンロード販売限定)がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EDIUS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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