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コンピュータゲームのレイティングシステムとは、コンピュータゲームの購入・貸与・鑑賞ができる年齢制限の枠、およびその表現の規制をいう。 日本を始め世界各国で規定されているが、日本においては媒体によりレイティングを実施する団体が複数存在するため、審査基準と規制の範囲が完全に統一できていない問題が生じている。 == 主な組織 == 詳細は各組織の項目を参照。 *日本 *コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO) - 家庭用がメインであるが、少数ながらPC(パソコン)用ゲーム(非アダルトゲーム)も審査している。 *コンピュータソフトウェア倫理機構(EOCS、略称はソフ倫) - PC用。アダルトゲームが中心(非アダルトゲームも審査している)。 *映像倫理機構(ETHICS、略称は映像倫) - ソフ倫と同様にPC用が中心。2010年12月にコンテンツ・ソフト協同組合(CSA)の内部組織・メディア倫理委員会(メディ倫)から審査業務を分割して発足した。 *韓国 *ゲーム物等級委員会(GRB) - 公的審査団体。特に対象年齢による制限が厳しくなっている。 *台湾 *出版品及錄影節目帶分級辦法 - ゲームソフトウェア分類管理手法(CSRR)に基づき審査が行われている。 *イラン *Entertainment Software Rating Association(ESRA) - 「18歳未満禁止」より上位の「25歳未満禁止」とする区分もある。 *アメリカ合衆国・カナダ *エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(Entertainment Software Rating Board、ESRB) *ブラジル *Departamento de Justiça, Classificação, Títulos e Qualificação(DJCTQ) *ヨーロッパ *汎欧州ゲーム情報(PEGI) - EU加盟国を中心に31か国が対象だが、ドイツは対象に含まれていない。 *ソフトウェア事前審査機構(USK) - ドイツの公的審査団体。 *全英映像等級審査機構(BBFC) - イギリスの公的審査団体。イギリス国内で発売される一部のタイトルはPEGIのレイティングを採用せず、BBFCのレイティングが採用されている。 *フィンランド映画分類委員会(VET/SFB) - フィンランドの公的審査団体。PEGI未審査タイトルの一部を審査していたが、法律の改正に伴い2007年より審査権限をPEGIに委譲した。 *オセアニア *オーストラリア等級審査委員会(ACB) - オーストラリア政府が設置している公的審査団体。 *フィルム・文献分類管理局(OFLC) - ニュージーランド政府が設置している検閲組織。 *その他 *国際年齢評価連合(IARC) - スマートフォン(Android)向けのアプリをメインに審査しており、ACB、DJCTQ、ESRB、PEGI、USK、Firefox Marketplace、Google Playが参加している(日本の審査団体は不参加)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コンピュータゲームのレイティングシステム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Video game content rating system 」があります。 スポンサード リンク
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