翻訳と辞書
Words near each other
・ EPOXI
・ epoxidation
・ epoxy resin adhesive
・ EPP
・ EPR
・ EPRDF
・ EPROM
・ EPS
・ Eps
・ epsilon-aminocaproic acid
・ EPSON
・ EPSON NSX
・ EPSON PC
・ EPSP
・ Epstein pearl
・ Epstein's anomaly
・ Epstein's anomaly of tricuspid valve
・ Epstein-Barr virus
・ EPSXe
・ EPT


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

EPSON ( リダイレクト:セイコーエプソン ) : ウィキペディア日本語版
セイコーエプソン

セイコーエプソン株式会社(''Seiko Epson Corporation'')は、長野県諏訪市に本社を置く情報関連機器精密機器のメーカーである(登記簿上の本店は新宿区にある)。略称・ブランドは「エプソンEPSON)」。
インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクタパソコンといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造を行っている。また子会社ではないものの、セイコーホールディングス株式会社、セイコーインスツル株式会社とともに「セイコーグループ中核3社」の1つとされ、SEIKOブランドの腕時計の開発・生産も行っている。
2003年(平成15年)6月東京証券取引所市場第一部へ株式上場した。証券コード6724。
== 概要 ==
服部時計店(現在のセイコーホールディングス)の元従業員で諏訪市で時計の小売・修理業を営んでいた山崎久夫により、有限会社大和工業(だいわこうぎょう)として創業。服部家・第二精工舎からの出資を受け、第二精工舎(現在のセイコーインスツル)の協力会社として腕時計の部品製造や組み立てを行っていた。当初から服部家との資本関係はあったが、服部時計店の子会社ではなかった。
1943年に第二精工舎が工場を諏訪市に疎開、諏訪工場を開設する。終戦後も第二精工舎の疎開工場は諏訪の地にとどまり、大和工業との協力関係を強めていった。1959年に大和工業が第二精工舎の諏訪工場を営業譲受し、株式会社諏訪精工舎となった。諏訪精工舎は、諏訪市とその周辺地域で腕時計の一貫生産体制を確立する。諏訪精工舎を含め、戦中・戦後に諏訪圏(岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村)・塩尻市・松本市・伊那市には精密機器製造業(時計、カメラなどの部品製造・組立)が集積、同地域は「東洋のスイス」と称されるまでになる。1961年に子会社として信州精器株式会社(後のエプソン株式会社)を設立。1985年に諏訪精工舎と子会社のエプソン株式会社が合併して、現在のセイコーエプソン株式会社に社名を変更した。
セイコーグループ各社との協業により、独自設計の機械式腕時計(マーベル)・自動巻き機械式腕時計、卓上小型水晶時計、世界初のクォーツ腕時計(アストロン)、自動巻き発電クォーツ腕時計(オートクオーツ)、スプリングドライブなどを開発、時計の高精度化・低価格化を進めた。時計の製造・開発から派生する形でプリンターや水晶振動子(クォーツ)、半導体、MEMSデバイス、液晶ディスプレイ、高密度実装技術・産業用ロボットなどの開発を行い、それらが現在の当社の主要事業に結実・発展している。現在の主力事業・主力製品はインクジェットプリンターや液晶プロジェクターなどの情報関連機器である。創業事業である時計事業もセイコーブランド向けの製品の開発・生産を続けている。
会社の名称からセイコーホールディングスの子会社(あるいは時計のセイコーとアメリカのエプソンという会社の合弁)と誤解されることが多いが、セイコーインスツルがセイコーホールディングスの完全子会社となっているのに対し、セイコーエプソンはセイコーホールディングスとの直接の資本関係は薄く、独立した経営を行っている。現在もセイコーの創業家である服部家(服部金太郎の次男・正次の家系の個人および一族の資産管理会社)が大株主であり、時計の開発・製造での関連が深いため、セイコーホールディングス株式会社(旧服部時計店)を中心とするセイコーグループのひとつとして見なされており、セイコーインスツル株式会社も併せて「セイコーグループ中核3社」を形成している〔セイコーホールディングスとその事業子会社・関係会社で構成される企業グループは「セイコーホールディングスグループ」「セイコーHDグループ」と呼ばれており、セイコーエプソンとその子会社は含まれない。〕。ただし、時計関連の売上げがセイコーエプソン全体の売上げに占める割合は数%程度である。

国内拠点の多くが長野県内に点在し、その他に山形県酒田市、北海道千歳市にも製造拠点がある。
子会社にエプソン販売(国内市場向けエプソンブランド商品販売全般)、宮崎エプソン(水晶デバイス事業)、東北エプソン(半導体、プリンター部品の製造)、オリエント時計(主にオリエントブランドの腕時計を中心に製造、セイコーブランド向けは本社塩尻事業所の管轄)や孫子会社エプソンダイレクトPC周辺機器のユーザ、法人向け直販)などがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セイコーエプソン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Seiko Epson 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.