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東トルキスタン・イスラム運動(ひがしトルキスタンイスラムうんどう、Eastern Turkistan Islamic Movement、略称ETIM)は、東トルキスタンの中華人民共和国からの分離独立を目指すテロリスト組織である。中国当局に逮捕された後に国外へ逃亡した最高指導者ハッサン・マフスームが、アブドゥカディル・ヤプケンとともに1997年に設立し、組織名を「トルキスタン・イスラム党」(TIP)としたが、中国政府は2003年12月にTIPをETIMとしてテロ組織に指定した〔2014年3月2日閲覧〕。また、米国政府と国際連合も「テロリスト集団」として指定している。。 2002年8月に米国の駐キルギス大使館に対するテロ計画発覚し、同年9月11日、国際連合によって「テロ組織」とされた。 マフスームは2003年10月2日、パキスタン領内のアフガニスタン国境近くでアルカーイダ掃討作戦中のパキスタン軍によって殺害された。 == 近年の動向 == 2005年7月、トルコでの集会で北京オリンピックと上海国際博覧会の阻止を表明。同年9月、天山獅子隊が戦闘宣言を発する〔。 2007年1月5日、中国公安当局がETIMの訓練キャンプを攻撃。18名を殺害し17名を拘束と発表(同月8日)。 2008年7月21日に雲南省昆明市内で複数のバスを爆破し、乗客2人が死亡した「テロ事件」の実行犯である「トルキスタン・イスラーム党」と名乗る組織はETIMと同一の組織であると見られており〔 The National Terror Alert: Terror Attacks Threatened During Beijing Olympics - Turkestan Islamic Party ‘ETIM’ 〕〔 GlobalVoice Online: Unheard of ‘Turkestan Islamic Party' claims recent bombings 〕、日本の外務省もETIMの別名であるとしている〔。 2011年7月30日から31日にかけてカシュガル市で発生した連続殺傷事件について、中国治安当局は犯人グループをETIMのキャンプで訓練を受けたイスラム教過激派集団であると断定しているが、当局の説明を裏付ける証拠は挙げられていない。ただし同年8月末頃にトルキスタン・イスラーム党を名乗る組織が犯行声明を出している。 2013年10月28日に天安門前に自動車が侵入し、群集を巻き込んだ後炎上した。この事件で男性観光客1人を含む五人が死亡、日本人を含む38人が重軽傷を負う事件が発生した〔天安門前で車突入、5人死亡 故意の可能性 -日本経済新聞2013年11月4日閲覧〕。中国当局は車内で死亡した3人のほか容疑者のウイグル族5人を拘束した〔ウイグル族5人を拘束=「テロ」断定、死亡3人は家族-天安門突入炎上事件・中国 -時事通信2013年11月4日閲覧〕。また、中国当局は、この事件が東トルキスタン・イスラム運動の指示があったとし、摘発を強化すると発表したが〔「東トルキスタン運動」が指示=天安門突入-国家指導部が初言及・中国 -時事通信2013年11月4日閲覧〕、詳しい根拠については明らかにされていない。 シリア内戦に反政府勢力として参加しアル=ヌスラ戦線などと共闘している。また2014年12月15日、環球時報が報じたところによると、東トルキスタンイスラム運動に加盟しているイスラム過激思想を持つ中国出身のウイグル人約300人が、過激派組織ISILに参加しているとされる。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東トルキスタンイスラム運動」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 East Turkestan Islamic Movement 」があります。 スポンサード リンク
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