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EUROGROOVE(ユーログルーブ)とは、1994年から1996年にかけての小室哲哉の海外進出プロジェクトである。 == 概要 == 「日本製の音楽はなぜ輸出できないのか」という疑問を解き明かし、欧米進出を図るために結成された〔1996年5月25日角川書店刊「告白は踊る」文庫版より。〕。 当初は小室とDJ KOOに、KINOS系のフリー・ヴォーカリストという編成でスタートし、TRFの「BILLIONAIRE」ツアー終了後の時間にクラブツアー「EUROGROOVE NIGHT」が各地で開催された。同ツアーの司会を務めていたのはマーク・パンサー。そしてヴォーカルオーディションに参加していたのがKEIKOであった。 現在GTSと共に大活躍のMelody Sextonなどの、フリー・ヴォーカリストがダンスフロアで活躍するきっかけとなった。 EUROGROOVEの楽曲が最初にヨーロッパの中でレーベルの目にとまったのは、イタリアである。ARIESレーベルで「SCAN ME」のプロモ盤が作られたのが、EUROGROOVEの海外進出第一弾となった。 UKで正式に発売されたバージョンでは、メンバーが外国人3人に固定され、「It's on you」ではイギリスのナショナルチャートでもランク入りを果たした(シカゴ・ハウスのFELIX DA HOUSECATのリミックス)。 しかし、FELIX DA HOUSECATのトラックが注目されてのヒットは、「イギリス経由でNYに流行を発信し、西海岸をへて東京へ戻す」と言う小室の考えていた世界一周のベクトルとは逆方向だった。その後、小室哲哉の海外戦略のベクトルはアメリカのみへとシフトし、このプロジェクトは終了した〔1996年12月11日スコラ刊「all about avex」より。〕。 EUROGROOVEの盤はヨーロッパ各国とアメリカ、カナダなどでプロモ盤が作られていて、小室作品の中でもレアものが多い〔一部 より。〕。 ちなみに日本では、フジテレビのF1グランプリ中継のエンディングテーマとして使われていた『Let's Go』(当初は小室哲哉個人の名義で発表されたインストゥルメンタル曲だったが、シーズン途中からヴォーカルが入ったバージョンに切り替えられ、曲のクレジットもEUROGROOVEとなった)が有名である。 小室は2015年に「TRFが売れたご褒美でやらせてもらった企画」「究極の趣味としてのプロジェクト」と振り返っている〔2015年8月8日ぴあ刊「小室哲哉ぴあ globe編」より。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EUROGROOVE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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