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楽天Edy(らくてんエディ)とは、楽天Edy株式会社が提供するプリペイド(前払い)方式の電子マネーである。決済音は特徴的な「シャリーン」という音である。 名称はユーロ (Euro) ・アメリカドル (Dollar) ・円 (Yen) に次ぐ第四の基軸通貨になってほしいとの願いから、各々の頭文字を取る形で付けられた。 ソニーが開発した非接触ICチップFeliCaを搭載したカードや、携帯電話(おサイフケータイ)等で利用できる。Edyカード、おサイフケータイには1枚(台)ごとに16桁の固有番号が付与されている。 2013年8月現在の普及状況は、発行数が累計で約7550万枚、利用可能店舗数が36万店である。 2012年6月1日に名称が「楽天Edy」に変更された〔「楽天Edy」誕生記念プレキャンペーン 〕。 == Edyの種類 == === カード型 === ; プロパーカード : 2015年11月現在、「プロパーカード」と呼べるカードは発行母体である「楽天Edy株式会社」自身が楽天Edyオフィシャルショップで販売している「Edy-楽天ポイントカード」(楽天ポイントカード機能付き)である。 : かつてのビットワレット時代には、表面に「Edy」の旧ロゴとブルーを基調としたデザインが施されたシンプルなカード(裏面は白無地)があった。また、過去に日本国内に存在したコンビニのam/pmにて2010年2月28日まで販売されていた旧ロゴのカードが存在した〔エーエム・ピーエムでお買物ならEdyで♪シャリ~ン! am/pm〕。これらの旧カードは、現在は販売を終了している。なお、この旧am/pmのカードは、バリューイシュアの一社である「株式会社ソニーファイナンスインターナショナル」が発行元となっていた。 ; 会員証一体型 : 会員証やポイントカードにEdy機能を付加したもの。 : 代表的なものとしては、サークルKサンクスの「+K Edy-楽天ポイントカード」(旧「+K Edy-Rポイントカード」)や、全日空の「ANAマイレージクラブ Edyカード」など。 : 約半数のJリーグに所属しているサッカークラブ〔Edy+会員カード・ポイントカード (Edyを採用しているJリーグクラブ会員証の一覧あり)〕の年間チケットは、ワンタッチパスの一環として、カードに年間チケットの機能を持たせるとともに、全ての試合会場でこのカードを読取装置にかざすと来場履歴が残るようになっている。なお、東日本旅客鉄道との関係が深いジェフユナイテッド市原・千葉 (Suica) や、広島電鉄との関係があるサンフレッチェ広島 (PASPY) などのように、母体との関係上他の電子マネーを採用しているところもある。 ; 社員証一体型 : 社員証にEdy機能を付加したもの。 : ソニー、全日本空輸、三菱東京UFJ銀行、大和証券グループ、バンダイナムコゲームスなどで導入。 ; 学生証一体型 : 学生証にEdy機能を付加したもの。 : 高知工科大学、広島工業大学、目白大学、愛知大学、神奈川工科大学、金沢学院大学、京都学園大学、大阪経済法科大学、北海道工業大学、九州工業大学、中部大学などで導入。 : また、大学院大学では北陸先端科学技術大学院大学が2007年9月26日より切り替え、導入を始めた。大阪工業大学や摂南大学、常翔学園中学校・高等学校では2008年度より学生証がこの形式に切り替わり、授業の出席確認や学内にある端末を利用して様々なサービスを受けることができる。 ; クレジットカード一体型 : 最も多くの発行体によって発行されているタイプであり、クレジットカードにEdy機能を付加したもの。代表的なものとしては、全日空の「ANAカード」などがある。プロパーカードで発行費用や入会金が必要とされるような場合であっても、クレジットカード一体型の方はEdy発行手数料無料で加入できるようになっている発行体が多い。 ; キャッシュカード一体型 : (旧)みずほ銀行法人口座や大垣共立銀行、楽天銀行(旧・イーバンク銀行)、スルガ銀行ANA支店などで発行されている。 : 2006年10月からは、ゆうちょICキャッシュカード(当時の郵便貯金ICキャッシュカード)にEdy機能が搭載されるようになったが、2010年2月26日の申込書受付分をもって発行・再発行を終了した〔電子マネー搭載キャッシュカード - ゆうちょ銀行公式サイト〕。また、三菱東京UFJ銀行でも「スーパーICカード」の名称で、キャッシュカード・クレジットカード・Edy機能の3つが一枚に収まったカードを発行していたが、2010年6月20日をもって発行・再発行を終了した。 ; キャッシングカード一体型 : プロミスで発行されている。 ; チケット一体型 : ICカード型チケットにEdy機能を付加したもの。2007年から横浜F・マリノスの年間チケットICカードで導入されていた。2009年の「ワンタッチパス」導入に伴い他クラブでも年間チケットICカードが導入されており、Edy搭載としているクラブも増えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「楽天Edy」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Edy 」があります。 スポンサード リンク
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