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エピブラスト幹細胞〔(えぴぶらすとかんさいぼう、エピ幹細胞、epiblast stem cell、epi-stem cell、EpiSC)は、マウス胚のを単離培養して樹立される幹細胞。マウスES細胞よりもヒトES細胞に近い性質を持つ〔。幹細胞研究の新たなツールとして期待され 、様々な研究が行われている〔。 == 概要 == エピブラスト幹細胞に関する初めての論文は、2007年7月12日に英国科学雑誌ネイチャーで2本同時に掲載された。ES細胞と異なり、マウスとラットの着床後胚の後期エピブラストから樹立した細胞株である。なお、エピブラストは、胚盤葉上層〔(実験医学増刊 Vol.30 No.10より)〕、胚体外胚葉、原始外胚葉などと呼ばれる。 ES細胞とエピブラスト幹細胞を比較すると、 *三胚葉分化能がある *免疫不全マウスに移植すると奇形腫(テラトーマ)を作る という共通点がある。しかし、エピブラスト幹細胞は *通常はキメラ形成がない *ジャームライン・トランスミッションがない *LIFに反応しない *X染色体不活性化 *主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラス1陽性 *ES細胞より分化が進んでおり、培養や遺伝子操作が難しい という特徴を持ち、その性質はナイーブ型のマウスES細胞よりもプライム型のヒトES細胞に近い〔。 エピブラスト幹細胞からの分化誘導やエピブラスト様細胞(EpiLC)についての研究開発も行われ〔特許公表2013-538038「多能性幹細胞から生殖細胞への分化誘導方法 」(発明者:斎藤通紀、林克彦、出願人:京都大学、出願日:2011年7月28日)〕、2013年には九州大学の研究チームが大量培養法を発表している。また、エピブラスト幹細胞由来の神経板細胞を発生させ、その転写制御ネットワークを解明しようという研究も進められている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エピブラスト幹細胞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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