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EtherCAT
EtherCATはEthernet for Control Automation Technologyの略であり、ドイツの企業ベッコフオートメーション(Beckhoff Automation)によって開発されたイーサネットベースのフィールドバスシステムである。EtherCATの開発目標は、低い通信ジッター(同期のため)及び低いハードウェアコストによって短いデータ更新時間(サイクルタイムとも言う)を必要とする自動化機器にイーサネットを適用することである。
== 概要 == 一般的にオートメーションで使用するデバイスはデジタルやアナログ入出力であり、モーション用の高機能なデバイスでも1つの通信機器で必要なデータは10バイト程度となる。このデータ通信単位はイーサネットフレームの最小サイズよりも小さい。産業用のネットワークではコントローラ(PLC)と通信ユニット(マスタ)が機能デバイス(スレーブ)に対して1対多通信を行う。このため、1スレーブに1フレームのデータを送信するとイーサネットではプロトコルによるオーバーヘッドが通信帯域の大部分を占めることとになり、帯域を無駄に消費することになる。 EtherCATはこの解決手段として、論理的にリングネットワークに接続したデバイスにコントローラが1つのイーサネットフレームで全てのスレーブあてのデータを送信し、かつスレーブは受信フレームを「オンザフライ」を行うとともに、時刻同期機能を実現している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EtherCAT」の詳細全文を読む
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