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Eudora(ユードラ)は、かつてMicrosoft Windows並びにMacintosh版オペレーティングシステム上で、幅広く使用されていた電子メールクライアントである。 なお、同じくEudoraの名がつくソフトウェアでは「Eudora Internet Mail Server」というサーバパッケージも存在する。 == 概要 == Eudoraは、もともとはMac OS用のフリーソフト。スティーブ・ドーナー(Steve Dorner)が開発し、インターネットの黎明期にMacintoshユーザーの間で人気が出た。その後、米クアルコムが後継バージョンを商用ソフトとして開発。Windows版も加わった。 日本国内では、クニリサーチインターナショナルがクアルコムとの提携により、日本語版を1995年に発売。2002年には、オン・ザ・エッヂ(のちのライブドア(2代目))とクニリサーチが提携し、ライブドアが国内における総販売元になった。そして2006年7月、ライブドアからソニック・ソルーションズへと業務移管された。 一方クアルコムは、2006年10月、メールソフトの開発について、オープンソースのWebブラウザー「Firefox」やメールソフト「Thunderbird」などを開発提供しているMozilla Foundationと協力することを発表した。Eudoraにモジラの技術を採用して、オープンソース版(無償版)Eudoraを開発および提供することを明らかにし、実際に2007年8月には、初のオープンソース版Eudoraのベータ版「Eudora 8.0.0b1」がリリース。2010年9月13日にバージョン8は「OSE 1.0」とバージョン名を改めて正式リリースされた。なお、正式版においても提供されているのは英語版のみである。 クアルコムは、オープンソース版の提供に伴い、有償版の販売を終了することを、2006年10月時点に発表していた。また、その時点で提供していた Windows向けの「Eudora 7.1」とMac OS向けの「Eudora 6.2.4」が、有償版の最後のバージョンになることも明らかにしていた。 ソニック・ソルーションズは、2007年9月、日本語版「Eudora 7J for Windows」および「Eudora 6.2J for Mac OS X」の販売を終了した(同製品のサポート業務は2007年12月まで)。この販売終了は、クアルコムのオープンソース化発表に沿うものだと考えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Eudora」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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