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欧州航空航法安全機構(おうしゅうこうくうこうほうあんぜんきこう、)通称ユーロコントロール () は、1963年に設立されたシームレスで汎ヨーロッパ的な航空交通管制を実現するための国際機関である。ユーロコントロールは非軍事の機構であり、2015年現在41か国が参加しており、本部はベルギーのブリュッセルにある。 ユーロコントロールでは、全ヨーロッパの航空交通管制の管理と計画を行っている。政府機関、航法サービス提供組織、民間航空会社、軍、空港、その他の組織と協力して活動している。航空機がゲートを出発してからゲートに到着するまでのすべての航法サービス、戦略的な交通量管理、航空管制官の訓練、空域の地域的管理、安全証明された技術と手順の導入、航法サービス料の徴収といった業務を行っている。 == 各部門の機能 == ユーロコントロールは以下に示すような一連のサービスを提供している。 ; 欧州航空交通流管理機関 : CFMU (Central Flow Management Unit)、フライトプランと実際の航空交通の管理を行う。 ; 欧州航空情報データベース : EAD (European AIS Database)、航空情報業務(AIS: Aeronautical Information Service)への一元的なアクセスを提供する。 ; 欧州航行援助施設料事務所 : CRCO (Central Route Charges Office)、航法サービス提供組織を代行して、飛行経路上と空港アプローチでの航法支援料を徴収する。 ; ユーロコントロール実験センター : EEC (Eurocontrol Experimental Centre)、航空交通管制に関する研究とシミュレーションを行う。 ; 中央ヨーロッパ研究開発シミュレーションセンター : CRDS (Central European Research, Development and Simulation Centre)、航空交通管制に関する研究とシミュレーションを行う。 ; 航空保安業務職員研修所 : IANS (Institute of Air Navigation Services)、訓練およびeラーニングを実施する。 ; ユーロコントロール安全規制要件 : ESARR (Eurocontrol Safety Regulatory Requirement)、EC指令2096/2005に基づいた認証・指定を受ける基礎要件。 ; マーストリヒト高高度管制センター : MUAC (Maastricht Upper Area Control Centre)、以下を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「欧州航空航法安全機構」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Eurocontrol 」があります。 スポンサード リンク
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