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eyeOS は、クラウドコンピューティングのコンセプトに従ったウェブデスクトップであり、主にPHP、XML、JavaScriptで開発されている。元々はオープンソースによる開発からスタートしたが、後にクローズド開発に転じた。 == 歴史 == 2005年8月1日、eyeOS 0.6.0 が最初に公開された。当時、Web Operating Systemの定義を生むことに重大な影響を与えた。間もなく世界中の開発者のコミュニティがプロジェクトに参加し、翻訳・評価・開発によって改良を支援するようになった。 2年後の2007年6月4日、eyeOSチームは eyeOS 1.0 を公開した〔Softpedia talks about eyeOS 1.0 release 〕。以前のバージョンに比べると、コードは完全に再構成され、Portageベースのウェブソフトウェア・インストールシステム eyeSoft など、新たなウェブ技術が導入されている。さらに eyeOS Toolkit を使って新たなウェブアプリケーションを簡単に素早く開発できる〔eyeOS 1.0 launches - ReadWriteWeb 〕。 2007年7月2日にリリースされた eyeOS 1.1 では、ライセンスを GPL Version 2 から Version 3 に変更した。 その数ヵ月後にリリースされた 1.2 では、Microsoft Word のファイルを完全に扱えるようになった。 eyeOS 1.5 Gala は2008年1月15日にリリースされた。Microsoft Office と OpenOffice.org の各種フォーマット(文書、プレゼンテーション、スプレッドシート)を全てサポートした。また、サーバサイドスクリプティングにより、それらフォーマットの文書をインポート・エクスポートできるようになった〔eyeOS 1.5 Released | eyeOS Professional Services available 〕。 2008年4月25日にリリースされた eyeOS 1.6 では、ローカルなコンピュータとの同期、ドラッグ・アンド・ドロップ、モバイル版など様々な改良・拡張が施された〔What's coming in eyeOS 1.6 - eyeOS Blog 〕。 2009年1月7日にリリースされた eyeOS 1.8 Lars では、ファイルマネージャを完全に書き換え、新たなサウンドAPIが追加された。同年4月1日にリリースされた 1.8.5 ではデフォルトのテーマが更新され、ワープロやアドレスブックなどのアプリケーションが書き換えられた。 2011年5月に eyeOS 2.5 をリリースし〔eyeOS Blog: eyeOS 2.5 Released 〕、9月には有料の Professional Edition をリリースした。〔eyeOS Blog: eyeOS Professional Edition released! 〕。その際、オープンソース版のリリースをブログで予告したが、その後オープンソース版はリリースされていない。一方で、 バージョン1系列から派生したOneCloud や、バージョン2系列から派生したeyeLeft Project が、それぞれGNU Affero General Public Licenseで公開されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EyeOS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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