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docomo PRIME series F-09A(ドコモ プライム シリーズ エフ ゼロ きゅう エー)は、富士通によって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話(FOMA)端末である。docomo PRIME seriesの端末。 == 概要 == F-03Aの後継に当たる、PRIMEシリーズの富士通製端末である。 外観には、これまでにない「スライドヨコモーション」という新スタイルを採用した。これは、F-03Aなどのフルスライド方式に、以前富士通が、F903iからF906iなどの旧9シリーズやらくらくホンプレミアムに採用した、「ヨコモーション」を組み合わせた形である。 富士通製の2008年冬モデルにおいては、F-01Aは、防水構造にするため、それまでの「ヨコモーション」をやめて回転2軸折りたたみ型で登場し、F-03Aはスライド型で登場した。このため、一旦は「ヨコモーション」の新機種が途絶えていたが、当機種で復活した。 この「スライドヨコモーション」は、画面を上にスライドさせると通常のスライド型携帯電話として使える。そして、その状態から、サイクロイドを描きながら、90度右回転できる。最終的には、画面の中心はキー部のほぼ中央になり、NECの一部端末が備えるT-STYLEに類似した横画面になる。 従来のヨコモーションと異なる所は、画面を右一方向にしか回転できない点と、横画面時に左右対称に近い形になる点である。スライド且つ複雑な構造なため、当機種は防水ではない。操作画面の表示は、加速度センサーにより縦横に表示が切り替わる。 液晶は、解像度はF-03Aと同じ480×960ドットのもので、大きさは0.2インチ大きい、3.4インチである。 メインカメラは、富士通端末初の約810万画素CMOSになっている。画像処理エンジンには、従来のMilbeautを携帯電話用に最適化させたMilbeautMobileを採用している。撮影シーンに合わせて端末が自動的に判断する「自動シーン認識」を備えた。 ワンセグは、30fps表示に対応。他社では既に30fps表示の普及が進んでいるが、富士通端末では当機種が初である。また、シャープ製端末以外では初の「ドルビーモバイル」に対応。 F-03Aではカメラ機能などを除くと、下部のファンクションキーでしか操作できなかったタッチパネルは、今回改善され、「待受ランチャー」というタッチパネルに適したメニュー表示が内蔵されている。そのため文字入力以外は全てタッチパネルで操作が可能となった。(i-modeブラウザ、フルブラウザに限ってはタッチパネルで文字入力が可能となっている。)一方で、かつての三菱電機端末のスピードセレクターを受け継いだ、「タッチセレクター」は廃止された。 GPSは、他社の2009年夏モデル同様、海外対応である。また、近年の端末では非常に珍しい電子コンパスも内蔵されている。またロケーションレーダーアプリを利用して、現在地の周辺施設や目的地を検索して、現在地から目的地までの直線距離や目的地の方角を表示したり、コンビニエンスストアや銀行などを表示させることができる。 セキュリティー機能は高く、富士通の専売特許である指紋認証センサーを搭載していて、暗証番号の代わりに指紋による生体認証を利用できる他隠しフォルダ、自動ロックなど様々なセキュリティー機能が引き続き継承されている。 また、らくらくホンVから取り入れたものとして、タニタの健康機器との連携を実現しており、タニタ製の赤外線通信対応の体組成計・血圧計から測定結果を赤外線で受信し、F-09Aの中で集中管理することができる。 また搭載されている加速度センサーを使って、端末を体につけて、運動をすると、その運動強度をMETSという単位で測定でき、そこから消費カロリーなども計算できる。 文字入力には、ニュアンスコミュニケーションジャパンが開発した、中国語用のT9、「Phrasal Text Input」が搭載され、 簡体字でのメールができる。〔「F-09A」に中国語T9搭載――簡体字でのメールの文字入力に対応 - IT media+D Mobile 〕 当初は、2009年の夏モデルの特徴である、iモードブラウザの高度化(Adobe Flash、Java Script)に対応、2in1のBナンバーへのメール着信、iアプリタッチなどにも対応させることとしていたが、先行販売の他社機種に於いて不具合が見つかったことから、一部機能については問題が根本的に解決されるまで無効化されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「F-09A」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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