翻訳と辞書
Words near each other
・ F903i
・ F903iBSC
・ F903iX
・ F903iX HIGH-SPEED
・ F904i
・ F905i
・ F905iBiz
・ F906i
・ F91
・ F97
・ F9C
・ F9F
・ F=ma
・ FA
・ Fa
・ FA WSL
・ FA-200
・ FA-300
・ FA-MAS
・ FA18


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

F9C ( リダイレクト:F9C (航空機) ) : ウィキペディア日本語版
F9C (航空機)[えふ9しー]

F9Cアメリカ合衆国カーチスが開発した戦闘機。1930年代のアメリカ海軍向けの複葉戦闘機である。愛称はスパローホーク(Sparrowhawk)。アメリカ海軍の飛行船USS アクロン(ZRS-4)とアクロンと同型のUSS メイコン(ZRS-5)に搭載されるために使われた。なお、スパローホークとは猛禽類ハイタカのことである。
== 概要 ==
スパローホークは全長が6m、全幅が7mと小型であったため、大型飛行船に搭載するのに適していた。パイロットたちにトラピーズ("the flying trapeze" 空中ブランコの意)と呼ばれた係留装置によって、上翼の上に取り付けられたフックで吊るされて使用された。その特殊な運用方法のため、車輪などの降着装置を一切装備していない機体も存在した。通常は飛行船内に収納され、飛行する場合は、トラピーズを使って飛行船から離脱させた。フックはパイロットによって簡単にはずすことができた。アクロンの最大収容機数は計5機である。
1930年6月に小型艦上戦闘機XF9C-1として発注が行なわれた。これは1931年3月に海軍が受領し、アクロンの就航から試験が始められた。1932年9月までに6機の量産型の生産がなされた。1933年にメイコンが就航した直後にアクロンが事故で失われた。1935年2月にメイコンも失われ、F9Cも同時に4機が失われている。実用的な作戦に使われることなく計画は中止された。残存機は1機が1937年まで、もう1機は1940年まで海軍の管轄下にあった。現在、1機が国立航空宇宙博物館に保存・展示されている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「F9C (航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Curtiss F9C Sparrowhawk 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.