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陸軍戦闘指揮システム(Army Battle Command System: ABCS) は、アメリカ陸軍が配備を進めているC4Iシステム。 == 概要 == 陸軍戦闘指揮システム(ABCS)は、作戦階梯から戦術階梯において使用される、 作戦指揮用のC4Iシステムである。歩兵・機甲・砲兵など、あらゆる戦闘部隊のシステムを内包している、極めて総合的なシステムである。 ABCSは、複数のサブシステムを連接して構成される。 # 機動統制システム(MCS): 各兵科部隊に配備され、部隊機動を統制する作戦級システムである。 # 戦闘指揮継続・支援システム(BCS3): 後方支援に関する共通作戦状況図(COP)を提供するための作戦級システムである。 # 全資料分析システム(ASAS): 即席爆発装置(IED)などの攻撃に関する情報資料を統合・分析・配布するシステムである。 # 戦術空域統合システム(TAIS): 戦術的規模にて空域統制を実施するシステムである。 # 防空・ミサイル防衛端末装置(AMDWS): 高射特科部隊が使用する戦術級システムである。 # 先進野戦砲兵戦術情報システム(AFATDS): 野戦砲兵の火力発揮を統制する戦術級システムである。 # 旅団以下部隊戦闘指揮システム(FBCB2): 旅団戦闘団内の各部隊が共通戦術状況図(CTP)の作成に使用する戦術級システムである。 また、これらのサブシステムのほか、アメリカ全軍共通の戦略級システムである汎地球指揮統制システム(GCCS)をもとにした陸軍向け作戦級システムであるGCCS-Aや各種の業務支援系システムなど、多くの周辺システムもABCSに連接されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「陸軍戦闘指揮システム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Army Battle Command System 」があります。 スポンサード リンク
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