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部分軌道爆撃システム(ぶぶんきどうばくげきシステム、Fractional Orbital Bombardment System、略称:FOBS)は、1960年代にソビエト連邦で研究・開発された核攻撃手段の名称である。ICBMのような弾道よりも、より対処が難しいと考えられた衛星軌道(低軌道)を通って目的地に到達する。英語表現はCIAの報告書による。 == 経過 == 1960年代までに米ソは互いを目標とする核弾頭装備の大陸間弾道ミサイル (ICBM)を地上配備したが、それらは米ソ間の最短距離である北極上空の高空(頂点高度1000kmから1500km)を弾道飛行するため、あらかじめレーダーを設置しておけば早期に捕捉する事ができ、飛行経路と着弾位置の予測が可能で、アメリカ合衆国はアラスカやカナダに弾道ミサイル早期警戒システム(BMEWS)を始めとする早期警戒レーダー網を築き、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の指揮のもと、ソ連のミサイル攻撃を常時監視していた。これにより、ソ連の弾道ミサイル発射とその目標を早期に知る事ができ、国民を核退避壕に避難させる余裕ができ、少なくとも人的被害は最小限に抑え得るとされた。 当時のソ連当局にもこの事は理解されており、これらのレーダー網をかいくぐってアメリカに回復不可能な打撃を与えるために、弾道飛行ではなく衛星軌道(低軌道)に乗せ、最短距離ではない方向から侵入し、適当な位置で減速して落下させることで、北米大陸の北側以外の方向、例えばNORADの防空網が展開する北側とは反対側である南側からでも核攻撃を加える手段を研究したのである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「部分軌道爆撃システム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fractional Orbital Bombardment System 」があります。 スポンサード リンク
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