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FOMAハイスピード(フォーマ・ハイスピード)は、NTTドコモのIMT-2000(HSPA)サービス。第3.5世代移動通信システムサービスに分類されている。最大受信14Mbps、送信5.7Mbpsのデータ通信サービス。 == 概要 == 第3.5世代携帯電話サービスに属し、最高受信速度14Mbpsもしくは7.2Mbpsもしくは3.6Mbpsで、通信規格にFOMAで用いているW-CDMA方式と完全上位互換性を持つHSDPA方式を用いている。また、最高送信速度は5.7Mbps、2Mbps(いずれも最高受信速度7.2Mbps以上機の一部)もしくは384Kbpsで、5.7Mbpsと2Mbpsに関しては通信規格にHSUPA方式を用いている。 2006年8月31日より最高受信速度3.6MbpsでNTTドコモグループ9社(現・NTTドコモ)が開始し、対応端末のN902iX HIGH-SPEEDが発売された。2007年冬モデルFOMA905iシリーズ以降はワンセグ、GSMとともにFOMA90xiシリーズに全機種標準搭載される。またL704i以降、70xiシリーズでも対応機種が発売されている。2008年4月1日には最高受信速度7.2MbpsのHSDPAカテゴリー8に対応したサービスが全国のFOMAハイスピードエリアにおいて開始された。サービスインに先行して、2008年3月8日に対応端末のL705iXが発売された。 2009年6月には、最高送信速度が5.7MbpsのHSUPA方式の導入を発表。同年6月に対応機種のL-06A、L-05Aが発売された。また2009年11月以降には最高送信速度2Mbpsの端末も発売されている。 2008年末にはハイスピードエリアが人口カバー率100%を達成し、2009年にはモバイルデータ通信における顧客満足度調査で1位になっている。〔データ通信カード市場での顧客満足度No.1はNTTドコモ(IT-Pro) 〕 2011年6月13日に最高受信速度が14MbpsのHSDPA方式を導入し、先行して同年3月に対応機種のXperia arc(SO-01C)が発売された。 FOMAハイスピードが開始された理由は、FOMAが最高受信速度384Kbpsと、au(KDDI)のCDMA 1X WINの当時の最高受信速度2.4Mbps(現在はCDMA 1X EV-DO Rev.A開始より3.1Mbps)に比べ低速であり、通信単価が高くなり営業上不利であった点、2004年6月1日に開始したパケット定額制サービス「パケ・ホーダイ」によりパケット通信の帯域が増大している点、iモード上での着うたフルやiモーションなどの情報量の大きなコンテンツの増加に伴い通信速度の高速化が急務である点などが挙げられる。 なお、FOMAハイスピード対応機種はサービス開始当初は「FOMA通信環境確認アプリ」というiアプリがプリインストールされ、現在のエリアがFOMAハイスピード対応か否かの判定が可能であった。 N902iX HIGH-SPEED、F903iX HIGH-SPEED、P903iX HIGH-SPEEDのFOMAハイスピード対応機種3機種は「90xiX HIGH-SPEED」なる表記だが、N904i以降はL705iXを除きこの表記は見られない。 また、ソニー・富士通・NEC・パナソニックはFOMAハイスピード通信に対応したノートパソコンを販売している。 HSDPA、HSUPA方式の開始に伴い、2008年頃から仮想移動体通信事業者(MVNO)への回線再販売も開始しており、現在では日本通信やIIJ、TikiTikiインターネット、NTTPCコミュニケーションズ等でFOMAハイスピード網の再販が実施されている。NTTドコモと競合しているWILLCOMも新通信方式「WILLCOM CORE XGP」網の敷設までの補完としてWILLCOM CORE 3GといわれるFOMAハイスピード網のMVNOを使ったサービスが実施している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FOMAハイスピード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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