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FOUJITA
『FOUJITA』(フジタ)は2015年の日本・フランス合作映画。洋画家の藤田嗣治を描いた。日本では2015年11月14日公開。 == あらすじ == 1920年代のパリ。エコール・ド・パリの旗手として藤田嗣治は画壇での地位を確立させていた。画家仲間や踊り子たちとの乱痴気騒ぎにうつつを抜かす彼は、絵がいかに巧くても名声を得ねば大成しないとの持論を口にし、フーフー(お調子者)との渾名をも甘んじて受けた。そして彼の宣伝に協力したフェルナンドを捨て、新たな恋人ユキと遊興に耽った。その中で藤田の作品はいやが上にも評判を高める。彼はモデルのキキに「スキャンダルや馬鹿げた騒ぎを重ねるほど、自分の絵は綺麗になる」とうそぶいてみせるのだった。 1940年代の日本。藤田は帰国し、軍部より戦意高揚画の製作を依頼された。彼はこの作業に携わることで、「絵が人の心を揺さぶることを知った」と語り、意欲を見せた。だが空襲の惨禍は日毎に東京に迫り、妻の君代とともに彼は田舎へと疎開する。近隣の農家の人々と豊かな自然の懐に抱かれ、藤田は新たな日本を再発見してゆくことになる。その一方で、日本は敗戦への道を辿ってゆくのだった。 戦後、フランスにわたり再び日本へは戻らぬ決心をした藤田は、ランスの教会の設計からフレスコ画までを手掛けた。その壁画には、藤田と君代の向き合う姿が描かれていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FOUJITA」の詳細全文を読む
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