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FileMaker(ファイルメーカー)は、ファイルメーカー社が開発しているクロスプラットフォームのデータベースソフトウェアである。最新版は14。 当初はカード型であったが、バージョンアップ毎に様々な機能を追加してきた。 大きなものでは、バージョン3.0にてリレーショナルデータベース機能、バージョン4.0ではプラグイン機能及びWeb公開機能、バージョン7.0では多テーブル構造を取り入れ、データベースのキャパシティーが増大した。現バージョンではカード型の平易さを残したまま、かなりの規模のデータベースを構築できる。また、簡易DTP機能を備えており、ページデザインの自由度もデータベースソフトとしては高い。 日本語版はバージョン6までがカタカナ表記、バージョン7以降は英字表記が正式となる。 == 製品と概要 == ; FileMaker Pro : データベースソフトウエア。以下FMPと記す。FMP11より、「FileMaker グラフ」(垂直棒グラフ、水平棒グラフ、面グラフ、線グラフ、円グラフなどを作成できるグラフ機能)、「クイックレポート」(スプレッドシートのような形式でレポートが作成できる機能)「スナップショットリンク」(ある時点での特定の対象レコードを保存し情報共有可能な機能)が追加された。 ; FileMaker Pro Advanced : FMPと同様だが、開発専用ツールを付加。ユーザが FileMaker Pro を持っていなくても使える、スタンドアロン型ランタイムソリューションを作成できるほか、計算式の使い廻しが容易となるカスタム関数が作成できる(FMPでも使用可能)。スクリプトデバッガを用いてステップごとにスクリプトを確認することにより、問題のある箇所を特定できるようになった。バージョン7までの名称はFileMaker Developer。 ; FileMaker Server : FMPで作成したデータベースをLANネットワークへ公開し、共有する事に特化したソフトウエア。バックアップ機能等がある。単体ではデータベースの参照・作成は出来ない。使用方法は、FileMaker Server (FMS) をサーバマシンにインストールしてデータベースを公開し、クライアントマシンにインストールしたFMPからネットワーク越しにFMSで公開されたデータベースを参照する。なおバージョン9からはPHPおよびXSLTを利用したカスタムWeb公開も、通常版FileMaker Serverで可能となった。 ; FileMaker Server Advanced : FileMaker Serverの上位バージョンにあたる製品。FileMaker Serverの機能に加えてODBC/JDBCデータソースとなる機能と、インスタントWeb公開機能を備えた。同時接続できる FileMaker Pro クライアント数の制限が無くなり(ただし、使用するハードウェアとオペレーティングシステムによって制限あり)、同時接続250ユーザまで可能となった。Server/Server Advanced間の差違が、バージョン8までとは異なっている。 ; FileMaker Go : iPhone / iPod touchやiPad用のデータベースソフトウエア。機能制限はあるが、FMPで作成したデータベースを使用できる。開発機能は無い。2010年7月発売。 : ファイル共有(FileMaker ServerかFileMaker Pro/Advancedでアクセス権を設定)したデータベースを、Wi-Fiまたは3G経由でアクセスする。データベースをiDeviceにコピーしてオフラインでの使用も可能。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FileMaker」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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