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AMD Fireシリーズ(FirePro、FireGL、FireMV、FireStream)は、ATI Technologies社(現AMD社)のグラフィックスアクセラレータ (GPU) のひとつである。ATIブランドが消滅する前の旧称は「ATI Fireシリーズ」であった。 == 概要 == AMD Fireシリーズはワークステーション用途やHPC用途など業務用として設計され、OpenGLおよびGPGPU用に最適化されている。 日本国外においては産業用ロボットなど工業製品をはじめ、CAD、HPC、金融、CG映像、建築/設計、DTP、研究開発環境において幅広く採用されている〔Sapphire PGS-プロフェッショナル・グラフィックスソリューション 〕。 日本における保証、サポートは、ゲーム向けビデオカードと異なり2年間修理・交換保証、専任技術者による電子メールによるサポート窓口を設けている場合が多い。海外においては、専門技術者、ヘルプデスクが常駐するコールセンターが設けられている。 主な競合製品として、NVIDIA社のNVIDIA QuadroおよびNVIDIA Teslaがある〔実アプリケーションでの性能はQuadroより優秀!? AMDが「FirePro W」シリーズの説明会で実力をアピール - 4Gamer.net 〕 〔AMD FirePro 〕 〔第1回 GPUコンピューティングおよびCUDAについて | G-DEP 〕。 なお3Dゲームなどのコンシューマー向けには、FireProとは別にMicrosoft DirectX (Direct3D) に最適化されたAMD Radeonシリーズが存在する。 DirectX 11 (DirectCompute) や、OpenCLに対応しているFirePro製品は、AMD Streamテクノロジーを基盤として汎用演算用途(GPGPU)に利用することもできる。 デバイスドライバおよびユーティリティ群はAMD Catalyst Proという名称で提供されている。 WシリーズやSシリーズ以降すなわち (GCN) アーキテクチャ採用世代のFireProは、一部製品(W600)を除いてほぼすべて、最新のCatalyst Proを導入することでOpenGL 4.4に対応できる〔Workstation: AMD FirePro™ Unified Driver: Catalyst Pro 〕。 Windows 10に搭載されるDirectX 12およびDirectX 11.3に関しては、すべてのGCNアーキテクチャ採用世代においてAPIレベルでサポートされる〔All AMD GCN GPUs Are DirectX 12 Ready - eTeknix 〕。機能レベル (Feature Level) に関しては、FirePro W9100などのGCN 1.1世代以降でFeature Level 12_0までをサポートすることになる。詳しくは:en:Direct3Dおよび:en:Feature levels in Direct3Dを参照のこと。 なお、AMD OpenCL 2.0ドライバーはGCN第1世代(GCN 1.0)以降のAMDグラフィックス製品と互換性がある〔AMD OpenCL™ 2.0 Driver 〕が、GCN第1世代はOpenCL 1.2どまりとなり、OpenCL 2.0に対応するのはGCN第2世代(GCN 1.1)以降となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「AMD FirePro」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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