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FirstClassはWindows、Macintosh、Linuxで利用できるサーバー・クライアント型のグループウェアで、電子メール、オンライン会議室、ボイス/FAXサービス、BBSを備えている。 FirstClassは、大学や小・中・高等学校で高いシェアを持っている。アメリカではトップ10の大きさに入る教育委員会のうちの4つ(ラスベガスのクラーク・カウンティ学校学区、フロリダのブロワード・カウンティ学校区、ヒルズブラー・カウンティ公立学校区、 シカゴ公立学校区 )が利用している。 現在FirstClassはOpen Text社のFirstClass部門が扱っている。クライアント・サーバーどちらもWindows、Mac OS X、Linux上で実行できる。 Open Text社によると、FirstClassは3,000以上の団体で利用されており、世界中で900万人のユ-ザーがいる。 ==初期の歴史== FirastClassはもともと、SoftArc社の製品である。SoftArc社は、カナダ・トロントのダウンタウンにあったノーテル社のリサーチ部門である、ベル・ノーザン研究所のメンバーであった3人により創設された。 兄弟二人とその友人から成るその3人は、Meridian Mailシステムの初期の開発者であり、その開発で成功を収めた彼らは自らをトロント・アイデア・グループと呼称した。 経営が軌道に乗ると彼らは退職し、コンサルティング会社としてSoftArc社を設立する。 FirastClassは、スカボロー教育委員会(現トロント教育委員会の一部)で働く家族や友人の要望に応えて開発された。 トロント・アイデア・グループは、LAN接続もモデム接続も可能で、GUIを採用し、個人的な電子メールや公のディスカッションエリア(会議室)を利用できる、安価なMacintoshベースの電子メールシステムを探すように頼まれる。 掲示板はモデム接続と会議室の条件は満たしていたが、一般的にLAN接続には対応していなかった上に、キャラクターベースであった。 MacのGUIベースで、LAN対応の電子メールシステムはたくさんあったが、他のMacの電子メールシステムはモデム対応に乏しく会議室機能を持つものが少なかった。 チームが見つけ出した唯一の製品はTeleFinderで、条件を満たすところまであと一歩だった。 しかし、LAN接続するためには、機能拡張し、AppleTalkデータをある種の仮想モデムポートにリダイレクトしなければならないという短所があった。 GUIを改良することもできたので、 契約を交わしTeleFinderシステムをセットアップしても良かったのだが、チームはより良い新製品を開発することを申し出た。 その提案が受け入れられ、1989年にEduNetの取り組みが始まり、1990年に利用が開始された。. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FirstClass」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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