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Fourier–Motzkin消去法 : ミニ英和和英辞書
Fourier–Motzkin消去法[ふぉー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

F : [えふ]
 ファロー四徴(症)
消去 : [しょうきょ]
  1. (n,vs) elimination 2. erasing 3. dying out 4. melting away
消去法 : [しょうきょほう]
 (n) (in mathematics) elimination
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 

Fourier–Motzkin消去法 : ウィキペディア日本語版
Fourier–Motzkin消去法[ふぉー]
Fourier–Motzkin消去法()とは、数理論理学および計算機科学において、一次不等式からなる一階述語論理式の限量子(∀や∃)を除去するアルゴリズム限定記号消去法()の1つ。1826年ジョゼフ・フーリエが発見し、1918年に L. L. Dines が再発見し、1936年に Theodore Motzkin が再々発見した〔Satisfiability Checking Fourier–Motzkin Variable Elimination 〕。
== アルゴリズム ==
以下の手順を繰り返し行い、限量子を除去していく〔Arithmetic Decision Procedures: a simple introduction 〕。変数の定義域は実数もしくは有理数
# 以下の置き換えを行う。
## 等式や不等式に ¬ がかかる物は反転させる。
## a ≧ b は b ≦ a へ
## a > b は b < a へ
## a = b は (a ≦ b) ∧ (b ≦ a) へ
## ∀x. P(x) は ¬ ∃x. ¬ P(x) へ
# 下記簡略化は随時行う。
## 常に成り立つ もしくは 常に不成立な不等式は真や偽に置き換える。
## 真や偽が ∧ や ∨ や ¬ に付く場合は適切に論理式を簡略化する。
## ∃x. P(x) の形式において、P(x) が x を使用してなければ、∃x. を取り除く。
# ∃x. P(x) の形式で、P(x) に限量子が出てこない物を探し、P(x) を選言標準形に変換する。
# ∃x. (P(x) ∨ Q(x)) ⇔ (∃x. P(x)) ∨ (∃x. Q(x)) の変換を行う。
# Q が x を使用していない場合、∃x. (P(x) ∧ Q) ⇔ (∃x. P(x)) ∧ Q の変換を行う。
# 下記公式を使い、限量子を除去する。
#:\exists x. \left(\bigwedge_h c_h \le a_h x \right) \land \left(\bigwedge_i c_i < a_i x \right) \land \left(\bigwedge_j b_j x \le d_j \right) \land \left(\bigwedge_k b_k x < d_k \right)
#:\Leftrightarrow \left(\bigwedge_ b_j c_h \le a_h d_j \right) \land \left(\bigwedge_ b_k c_h < a_h d_k \right) \land \left(\bigwedge_ b_j c_i < a_i d_j \right) \land \left(\bigwedge_ b_k c_i < a_i d_k \right)
:: 上記は一般的な形式だが、より分かりやすく、2つの不等式の場合に書き下すと以下の通り。
:::(\exists x. c \le ax \land bx \le d) \Leftrightarrow bc \le ad
:::(\exists x. c < ax \land bx \le d) \Leftrightarrow bc < ad
:::(\exists x. c \le ax \land bx < d) \Leftrightarrow bc < ad
:::(\exists x. c < ax \land bx < d) \Leftrightarrow bc < ad

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Fourier–Motzkin消去法」の詳細全文を読む




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