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FreeDOS(旧称 Free-Dos あるいは PD-DOS)は、PC/AT互換機のためのオペレーティングシステム (OS) である。サポートの停止したOSであるMS-DOSを代替するために作られた。現在の最新バージョンは、2012年1月1日に公開された1.1である〔http://sourceforge.net/news/?group_id=5109&id=305444〕。 多くのハードウェアをサポートしており、1981年発売の旧式IBM PCをはじめ、最新のIntel Core i7 CPUや各種組み込み機器上でも動作する。また、DOSファミリの一員として、FreeDOSはカーネルを介したディスクおよびファイルシステムへのアクセスおよび、簡易メモリ管理機能を提供している。GUIは搭載されていないが、OpenGEMがGUIとして推奨されている。MS-DOS同様、フロッピーディスクまたはハードディスクから起動することができ、ROMからの起動もサポートされている。MS-DOSとは異なり、CD-ROMからも起動できる。FreeDOSはGNU GPLのもとでライセンスされているオープンソースソフトウェアであり、誰でもロイヤリティを払うことなしに自由に独自のディストリビューションを作成し、配布することができる。 == 歴史 == FreeDOSプロジェクトは、マイクロソフトがMS-DOSの販売中止を発表した1994年6月26日に、ジム・ホールによって開始された。彼はオープンソースの代替DOSを開発する声明を発表し、数週間後にはパット・ヴィリアーニやティム・ノーマンら他のプログラマが参加した。その後、彼ら自身が書いたコードや当時他から利用可能だったコードを集め、カーネル本体やシェル (COMMAND.COM)、基本的なユーティリティなどが作成された。バージョン1.0 は2006年9月3日にリリースされた。 そのままでの利用者は少ないが、ヒューレット・パッカードのビジネス向けPCで「OS無しモデル」を選択すると、動作確認用としてプリインストールされるなど、ホビーユースや古い機種の維持以外にも利用されている。 FreeDOSの公式ウェブサイト からは、リリースやソースファイルなど、全てのプロジェクト関連ファイルがダウンロードできる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FreeDOS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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