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フルティガー (Frutiger) は、アドリアン・フルティガー (Adrian Frutiger) によってデザインされたサンセリフ体書体。遠くから見たときの視認性に優れ、案内用標識などに用いられるほか、印刷物でも幅広く利用されている。 == 歴史 == アドリアン・フルティガーがシャルル・ド・ゴール空港の案内標識をデザインする依頼を受けたのは1968年のことであった。フルティガーは自身がかつて製作したユニバースを用いるのではなく、空港の標識に適した、遠くからでも読みやすいフォントを新たに作ることにした。このフォントは1976年、ライノタイプから Frutiger の名で一般向けに発売された。 2000年、Frutiger Next (フルティガー・ネクスト) がリリース。これはアルテ・ピナコテーク美術館のためにデザインされたもので、ウェイト数の増加やエックスハイトを高めるなどの改良が行われている。 なお、Frutiger Nextのイタリック体は機械的(あるいは光学的な)傾斜体ではなく、新規にイタリック用にデザインされ、小文字の「a」などがいわゆる「一階建て」になっている。 2009年7月、Frutiger の改刻版、Neue Frutiger (ノイエ・フルティガー) がリリースされた〔。2000年の Frutiger Next の制作は、フルティガー自身の指揮によるものではないため、1977年のオリジナルの Frutiger をもとに、小林章とフルティガーとが共同で改刻したもの。デザインの全面的な改良とウェイトの充実がおこなわれた。ただし、イタリック体はFrutiger Nextとは異なり、またもとのFrutiger同様の傾斜体に戻されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フルティガー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Frutiger 」があります。 スポンサード リンク
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