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GLaDOS (Genetic Lifeform and Disk Operating System)はValve製作のゲーム『Portal』およびその続編『Portal 2』に登場する人工知能を持つコンピューター。『Portal』と『Portal 2』の前半パートにおいて敵対者として登場する。Portalの脚本を書いたErik WolpawとゲームデザイナーのKim Swiftの手によって生み出され、GLaDOSの声はEllen McLainが担当している。GLaDOSはAperture Scienceの研究施設において管理およびテストを任せられている。彼女は最初のうちは音声でプレイヤーを案内し励ますが、次第に悪意のこもったものとなっていき、ついには彼女の意図を明らかにする。ゲームでは彼女が正常でないこと、そして過去に神経毒を使用して研究室の科学者を殺していることが明らかになる。ゲームのラストでプレイヤーキャラクターであるChellによって破壊されるが、エンディング画面で流れる曲『Still Alive』によって生きていることが明かされる。 GLaDOSが生み出されたきっかけはWolpawがゲーム『Psychonauts』の脚本を書いていたときに使ったテキスト読み上げソフトであったという。合成音声がセリフをより可笑しくすることに気づいたWolpawは音声合成を活用することを思いついたという。GLaDOSは元々はPortalの最初のエリアのみで使われる予定であったが、デザイナーたちが気に入り活躍の場を広げることとなった。彼女の音声ガイドはプレイテスターのモチベーションアップにつながった。GLaDOSの外観はいくつかのデザインを経て決定された。その中には浮遊する脳とクモのような構造といったものもあったが、最終的には円盤から釣り下がるものとなった。声優を務めたMcLainは合成音声を真似て話し、さらにより機械的に聞こえるよう加工された。McLainはJonathan Coultonによって書かれたエンディング曲『Still Alive』も歌っている。この曲はヒットし、音楽ゲームロックバンドにも採用されている。YouTubeでもユーザーのカバーを聞くことができる。 GLaDOSは批評家やゲーマーの間に受け入れられ、ナルシスト、受動攻撃的、陰険、ウィットに富んでいるなどと形容するものもいる。人気ゲームキャラクターの一つであり、2000年代のゲームキャラクターの中ではとりわけである。彼女はPortalというゲームの質を高めるのに大きく寄与したとして賞賛されている。GameSpy、GamePro、X-Playによって2007年の新キャラクター賞を受賞している。数々のウェブサイトや雑誌でゲームの敵役として賞賛され、IGNやGameInformerなどは彼女をゲーム史上1位の敵役としている。 ==キャラクター== ===特徴・性質=== 『Portal』でのGLaDOSの役割はもっぱらテストチェンバー内でプレイヤーを案内するナレーター役としてである。彼女の声は機械的であるが、明らかに女性のものである。『Portal 2』に登場するWheatleyもGLaDOSを「彼女」と呼ぶ。GLaDOSは『Portal』の序盤、中盤、終盤でその性格が変わっていき〔、ゲーム終盤になるにつれ、より人間臭くなっていく。序盤は多少陰険な部分はあるもののプレイヤーのサポート役であり、Aperture Scienceの考えを代弁しているに過ぎない。しかし、プレイヤーが脱出を試みると、彼女の言葉は「We(私たち)」から「I(私)」に変わっていき、自分自身の言葉を述べていくようになる。彼女の性格はナルシシズム、皮肉屋、受動攻撃性、サディスティック、ウィットに富んでいる、陰険などと形容される。彼女にはいくつかの人格コアが組み込まれており、殺人防止用の良心コアも含まれている。『Portal 2』のWheatleyも以前人格コアの一つであったらしい。WheatleyはGLaDOSをおとなしくさせるため、エンジニアがわざと「マヌケ」に作りあげた人格コアである。『Portal』のゲーム終盤、プレイヤーはGLaDOSのいる部屋に入り、そこで巨大な装置から釣り下がる複合的なパーツで構成された人工知能である彼女の姿を見ることが出来る。プレイヤーがGLaDOSの良心コアを焼却炉に投げ込むと、GLaDOSの声は「よりスムーズで、セクシー、コンピューターっぽくない感じ」とゲーム内で表現されるものに変化する。元々GLaDOSはポータル技術の開発でブラック・メサ研究所と競合状態にあったAperture Scienceの研究を支援する目的で製作された。GLaDOSはEnrichment Centerの中央制御コンピューターとして、多数の制御装置と彼女を燃やすことになる焼却炉のある巨大な部屋に設置されている〔。GLaDOSはテストへの執着について、Aperture Scienceの施設に接続されているとテストに対し陶酔感を感じ、テストをしたいという衝動にかられるようにできていると、語っている。GLaDOSは前Aperture Science CEO、Cave JohnsonのアシスタントCarolinの人格を受け継いでおり、施設から切り離されているときはCarolineの影響を受け自分自身の良心の声が聞こえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GLaDOS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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