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GP-25 カスチョール(:「焚き火」の意)は、ソビエト連邦が設計したアンダーバレル式のグレネードランチャーであり、AKM・AKMS・AK-74・AKS-74・AK-74M・AK-100シリーズのフルサイズライフル、AN-94などに無改造で装着することが可能である。GRAUインデックスは6G15()。 GP-30 アブーフカ(:「(小さな)履物」の意)は、GP-25に大幅な改良を加えたものである。GRAUインデックスは6G21()。 GP-34()は、GP-25を元に再設計されたものである。GRAUインデックスは6G34()。 == 開発 == GP-25の開発は、1966年にトゥーラ市のTsKIB SOO(、競技および狩猟用火器中央設計研究局。現在KBP社傘下)によって開始され、1978年に制式採用された。GP-25が初めて実戦で使用されたのは、1979年-1989年までのアフガニスタンにおける軍事行動が最初である(このときには、AK-74も初めて実戦で使用された)。 1980年代後半、TsKIB SOOがGP-25の簡素化および軽量化を図り、1989年にGP-30として制式採用され、チェチェン紛争などに投入されている。GP-30は改良された照準器を本体右側に装着しているほか、より軽量化された上に生産性と操作性の向上が図られている。1990年代、GP-30をNATO側の小火器(ガリル・FAL・FA-MAS・G3など)にも装着できるようにしたものが製作され、GP-30U グラナート(:「ザクロ」の意)と命名された。2000年には、GP-30は照準器をラダー型の簡素なものとする等の改良が加えられた。2005年には、GP-30後期型のバレルやイジェクター、トリガー・アセンブリなどを改良したものが製作され、GP-30M()と命名された。 2000年代後半には、イズマッシュ社によってGP-34が開発され、2009年に制式採用された。GP-34は、生産効率・取り扱い時の安全性・信頼性の向上を目的とし、GP-30ではなくGP-25を元に設計されている。外観はGP-25に酷似しているが、GP-30前期型に似た照準器を本体右側に装着したり、イジェクター・レバーを大型化するなどの各種小改良が施されている。 ファイル:AK-74M with GP-25.jpg|AK-74Mに装着されたGP-30前期型 ファイル:GP-30M Interpolitex-2012.jpg|Interpolitex 2012にて展示されたGP-30M ファイル:VVday2015 56.jpg|GP-34 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GP-25」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 GP-25 」があります。 スポンサード リンク
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