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GSLV
GSLV()とはインド宇宙研究機関(ISRO)が開発した使い捨て型の静止衛星打ち上げロケットである。PSLVをベースとして、液体燃料ブースターを追加し、上段を極低温エンジンに換装した3段式ロケットで、地球低軌道 (LEO)に5,000 kg、静止トランスファー軌道 (GTO)に2,200 kgのペイロードを投入できる。 == 歴史 == GSLV計画は1990年に静止衛星の打ち上げ能力の獲得を目的として開始された。インドはそれまではソビエト連邦に大型衛星の打ち上げを依存していた。 GSLVの主要な構成要素はS125/S139固体燃料ロケットブースターやヴィカース-4液体燃料エンジン等をPSLVから受け継いだ。最初のGSLV Mk I (GSLV-D1)の打ち上げは2001年4月18日だった。〔http://www.bharat-rakshak.com/SPACE/space-launchers-gslv.html〕 GSLV-MkIはロシア製の液体水素エンジンを第3段に搭載していたが、GSLV-MkIIはインドが開発したエンジンに換えられた。当初ロシアから液体水素エンジンに関する技術を導入する予定だったが、ミサイル技術管理レジーム(MTCR)に基づきアメリカ合衆国がロシアからのインドへの技術移転に異議を唱えた為、GSLV-MkIIへの技術導入は中止された。 2014年1月5日、国産の最新型極低温ロケットGSLV-MkIIで衛星打ち上げに成功した。インドは長年、独自の極低温液体燃料ロケットエンジンの開発に取り組んできた。このロケットは、地上約3万6000キロの高高度の軌道に重量がこれまでより大きい衛星を投入するように設計されている〔http://www.afpbb.com/articles/-/3006015〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GSLV」の詳細全文を読む
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