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『GUITARHYTHM』(ギタリズム)は、日本のミュージシャンである布袋寅泰のファースト・アルバムである。 == 背景 == BOØWY解散後、程なくして発売された布袋寅泰のファースト・ソロ・アルバム。 バンド時代の音楽性とは大きく異なり、コンピュータを大胆に取り入れたデジタル・ロックといった趣を見せている。本作に収録されなかった楽曲の中にはBOØWY風のものもあったとされるが、バンド時代とは違う新たなスタイルを志したこと、土屋昌巳や当時の妻である山下久美子やマネージャーから「自分をコピーするようになったらお終い」とアドバイスされたことなどから「そういった楽曲は容赦なく切り捨てた」という。〔「PATi PATi」 1988年11月号〕 先行シングルがなく全曲が新曲。また全曲英語詞であり、これは海外進出を意識して制作された為である。なおインタビューでは「決まったように、サビになると英語になるっていうのはとにかく嫌だった。初めは日本語で全部やろうかとも思った。全部英語か全部日本語かどっちかしかないと。サビだけ英語なんて日本の作品としても美しくないし、英語圏じゃ何だかわからないしね」と語っている。同時に「日本語で歌って、日本人のオーディエンスに対して、僕の歌がメインになるのがすごい違うなっていうか、もっと音楽として聞いてほしかった」というコメントも残している。〔「ROCKIN'ON JAPAN」 Vol.16、p.13、ロッキング・オン、1988年。〕 「架空のサウンドトラック」もコンセプトとなっており、それを意識した楽曲作りとアルバム構成が成されている。〔 各プレスからの評価は軒並み好評であったが、一部では「BOØWYで得た印税を使いたい放題に使って作った贅沢なアルバム」とも評され、「お金云々ではなく、新たな音楽を作ることにただただ情熱を傾けただけなのに、当時これにはそれなりにショックを受けた」と布袋は語っている。〔月刊カドカワ 1994年8月号 インタビューより〕 「GUITARHYTHM」とは、GUITAR(ギター)とRHYTHM(リズム)を組み合わせた布袋による造語。また、アルバムのタイトルに冠したシリーズ・プロジェクトの総称を指す。ちなみにこの言葉には「イズム=主義」という意味も含まれている〔『秘密』 (2006年 幻冬舎)ISBN 4344011082〕。 本作をリリースするに当たり、布袋は以下の一文を記している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GUITARHYTHM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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