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game.comは米国で1997年9月にTiger Electronics社から発売された携帯ゲーム機。テレビCM内での発音によると、正しい読み方は「ゲーム・ドット・コム」ではなく「ゲーム・コム」のようである。 タッチスクリーンとスタイラスを標準搭載してカレンダー、電話帳等ソフトウェアキーボード利用のPDA的な使い方ができ、2つ搭載されたカートリッジスロットの片方をモデムと接続することでインターネットに接続できるなど、当時としては多くの新しい機能を備えることで、任天堂のゲームボーイよりも高年齢層をターゲットとし、差別化を図っていた。また、Tiger Electronics社はResident Evil2(海外版バイオハザード2)やSonic Jamなど有名タイトルのライセンスを獲得しリリース。又、そのパテントを利用して下位LSI携帯型ハードである「R-zone」でも一部タイトルをゲーム性を変えつつリリースしている。 しかし、約20種程度という不十分なタイトル数、ハードスペック相応である3D→2D化等によるダウングレード移植のゲームトレンドに乗れない低品質なタイトルラインナップ、マーケティング不足などにより、売上は低迷した。巻き返しを図るために、カートリッジスロットを1つに減らして小型化、液晶を改良するなどした新型の「game.com Pocket Pro」が発売されたが、2000年に発売中止となった。ゲームニュースサイトのGamePro.comの発表した「最も売れなかった携帯ゲーム機ランキング」では第3位に選ばれている〔10 Worst-Selling Handhelds of All Time 〕。 本格的にタッチスクリーンを採用した携帯ゲーム機は任天堂が2004年に発売する「ニンテンドーDS」が登場するまでタッチパネルを採用した携帯ゲーム機は4年間、途絶える事となる。 == 対応ソフト一覧 == * Batman and Robin : 同名映画からのアクションゲームのマルチプラットホーム展開作品。 * Centipede : アタリのムカデ退治アクションシューティング。 * Duke Nukem 3D : DOOMクローンのマルチプラットホーム作品。 * Fighters Megamix : セガの同名タイトルの2D化移植作品。 * Frogger : コナミの同名アーケード作品の移植。 * Henry * Indy 500 : セガの同名アーケードゲームタイトルの2D移植化作品。同ハード唯一のレースゲームとなる。 * Jeopardy! * Lights Out : 本体にバンドル、ソフト単体の販売は無し * The Lost World: Jurassic Park : セガの同名映画からのゲーム化。大型筐体ガンシューティング作品からの移植 * Monopoly * Mortal Kombat Trilogy : 移植に関してはウィリアムスが北米でマルチプラットホーム展開とした同名アーケード移植格闘アクション。 * Quiz Wiz: Cyber Trivia * Resident Evil 2 * Scrabble * Sonic Jam * Tiger Casino * Wheel of Fortune * Wheel of Fortune 2 * Williams Arcade Classics : ウィリアムスが北米でマルチプラットホーム展開としたアーケードタイトルの詰め合わせ作品。 その他にインターネット接続用の周辺機器として『game.com Internet』と『Tiger Web Link』の2つカートリッジが発売されている。また、発売中止となったソフトが何本か存在し、全タイトルは含めると30本余りとなる。 Image:GameComLightsOutCart.jpg|本体にバンドルされたライツアウト Image:CompeteComCable.JPG|通信ケーブル Image:GameComWebLinkCable.JPG|モデム接続ケーブル Image:GameComWebstuff.jpg|モデムとインターネットカートリッジ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Game.com」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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