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キムチ()は、白菜などの野菜と、塩・唐辛子、魚介塩辛、ニンニクなどを主に使用した漬物〔kotobank キムチとは 〕。かつては朝鮮漬けという呼称が一般的であったが、現在は一部地域を除いてキムチという名前が定着している。 単独で、あるいはつけ合せ(特に焼肉店)として食べられるほか、豚肉と一緒に炒めた「豚キムチ」などの材料や、チゲの具(キムチチゲ)としても用いられる。 == 概要 == キムチは、もともとは朝鮮半島の厳寒期に備えた保存食であり、野菜を塩で漬けただけのものからはじまった。これに香辛料としてのニンニクやサンショウなどを加えるようになったのが、キムチの原型である。サンショウはその後、栽培や加工が容易な唐辛子に取って代わられ、今日のキムチに近い風味となったが〔キムチの起源と変遷1 コネスト〕、それは唐辛子が16世紀に、日本から〔李盛雨 『高麗以前의 韓國食生活史研究』 郷文社 1978.3〕朝鮮半島に伝えられて以降のことである。 唐辛子の強い刺激、野菜の甘味、乳酸発酵による酸味・うま味と塩辛さが複雑に混じり合った風味が特徴である。多くの場合は魚介類(もしくは魚醤や塩辛や塩アミなどの漬物)やニンニクなどを使用するため、濃厚な匂いと強い風味を持つ。 辛いものを食べて体を温めるという発想で理に適っている。しかし食べ過ぎでは東洋医学での『火』(体内に熱がこもり、「怒」の病になりやすい)が起こりやすくなるとされている。そのため、韓国での鍼治療では『瀉血』がよく行われる。 朝鮮半島だけではなく、朝鮮民族が多く暮らす国・地域では、市場などでキムチを売っていることが多い。ソビエト連邦時代に沿海州から朝鮮系住民(高麗人)が移住したウズベキスタンでは、市場やレストランでもキムチ(シムシャとも呼ばれる)が見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キムチ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kimchi 」があります。 スポンサード リンク
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