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H1413+117 ( リダイレクト:四つ葉のクローバークエーサー ) : ウィキペディア日本語版 | 四つ葉のクローバークエーサー[よつばのくろーばーくえーさー]
四つ葉のクローバークエーサー〔(Cloverleaf quasar〔〔Chandra Looks Over a Cosmic Four-Leaf Clover - ''Chandra'' 〕)とは、うしかい座〔の方向にあるクエーサーである。別名QSO J1415+1129、H1413+117、クローバーリーフ・クエーサー〔。 == 四重像 == 四つ葉のクローバークエーサーは、その名の通り四つ葉のクローバーのように4つの天体に見えることから名づけられた〔Hubble Optical Image of Cloverleaf Quasar - ''Chandra'' 〕。これは重力レンズ効果によるものである〔Chandra looks over a cosmic four-leaf clover - ''NASA'' 〕。4つの像は1984年に発見され、1988年に同一の天体であることがわかった。 2004年、チャンドラX線天文台によって鉄由来のX線の像が撮影され、4つの像のうち1つが他の3つと比べ明るい事がわかった〔。この像光は、4つの像に分ける銀河の重力レンズ効果とは別に、重力レンズ効果を起こしている銀河に属する単独または連星の恒星による非常に弱い重力レンズ効果、すなわち重力マイクロレンズ効果が原因であると考えられている〔〔。像光はX線と可視光を比べるとX線の方が強い。これは、X線を放つ領域が0.01光年程度の小さな領域に収まっているためと推定されている〔。このことは、中心部のブラックホールに物質がどう流れるかをモデル計算するのに役立つ〔。これらの値は、ハッブル宇宙望遠鏡が通常観測できる限界の1万倍も細かい解像度である〔。一方可視光の像光の割合がX線と比べて低いのは、この10倍広い領域から放出されていると考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四つ葉のクローバークエーサー」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cloverleaf quasar 」があります。
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