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HAZOP : ウィキペディア日本語版
HAZOP

HAZOPは、「Hazard and Operability Study」の略。
化学工業、原子力、製鉄などの装置産業で、事故などの原因が、原料、材料、燃料などの気体・液体の流量の調整との関係で、電磁バルブの所で分析すると効率がよいという経験則から一般化した方式として用いるようになった。このため、国際電気会議の規格
IEC 61882:2001 Hazard and operability studies〔 http://www.iec.ch〕
となっている。関連規格にFTA, FMEAがある。またIEC 61882はJISにはなっていないが、HAZOPの概説があるISO/IEC 31010 Risk management - risk assessment technologiesがJIS Q 31010リスクマネジメント リスクアセスメント技法〔http://www.jisc.go.jp〕になっている。
=== 誘導語(guide word) ===
誘導語(guide word)として、無(no)逆(reverse)他(other than)大(more)小(less)類(as well as)部(part of)早(early)遅(late)前(before)後(after)という11種類で分析する。大小類部は空間の質と量の逆現象、早遅前後は時間の質と量の逆現象を表しているため、この8種類はこれ以上減らすことはできない。無逆は、存在と方向の逆現象である。他(other than)は逆(reverse)以外の方向とその他のものすべてを分類するための箱と考えるとよい。これらの単純な発想は、子供から容易に気がつくことができるため、子供向け教材も存在する〔ちょけねこたんじょうびのおくりもの, ちょけむさ, 2015, http://bookmeter.com/b/org733b916aa3〕。
アメリカMITのNancy Revsonの手法、STAMP (Systems-Theoretic Accident Model and Processes)もHAZOPの誘導語をより具体的にしたものと考えることができる〔Engineering a Safer World, MIT Press, 2011 https://mitpress.mit.edu/sites/default/files/titles/free_download/9780262016629_Engineering_a_Safer_World.pdf〕。
また、HAZOPは設計の前、設計中、設計後の三度実施するとよいこと、1回目は速度重視の場合には無(no)大(more)小(less)だけでも効果があることなどの知見がある〔An application on Hazard and operability Study for digital system, Dr. Kiyoshi Ogawa, 5th World Software Quality Congress〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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