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HE 0107-5240は、太陽系から約36000光年離れている、太陽の80%程度の質量を持つ恒星である。 == 物理的性質 == 構成元素に金属がとても少なく、太陽の20万分の1しかない。また21世紀初頭までに発見された最も古い恒星の一つで、約130億年前ビッグバンの直後にできたと考えられている。金属量は-5.2 +/- 0.2である。 この星は、初期の宇宙にできた星としては比較的小さいサイズである。これは、大きい星ほど寿命が短いため、小さいがゆえに生き残ったからであるとも言える。また、かつて連星の片割れであったため小さいとも考えられている。 HE 0107-5240 はハンブルク大学のノーベルト・クリストリーブ (Norbert Christlieb) らにより、クエーサーを探すプロジェクトの中で偶然発見された。その後の観測はオーストラリアのサイディング・スプリング天文台で行われ、高解像度のスペクトルがチリのヨーロッパ南天天文台にある超大型望遠鏡VLTによってとられた。2005年には、サイズが小さく鉄が少ないという似た様な性質を持つHE 1327-2326が発見された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「HE 0107-5240」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 HE0107-5240 」があります。 スポンサード リンク
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