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high performance liquid chromato-graphy ===========================
高速液体クロマトグラフィー(こうそくえきたいクロマトグラフィー、、略称: HPLC)はカラムクロマトグラフィーの一種である。移動相として高圧に加圧した液体を用いることが特徴である。 == 概要 == 機械的に高い圧力をかけることによって移動相溶媒を高流速でカラムに通し、これにより分析物が固定相に留まる時間を短くして分離能・検出感度を高くすることを特長とする。 現在では分析物の注入から検出・定量までを一体化して自動的に行えるようにした装置を用いて、再現性の高い分析が比較的簡便に行える。分析化学や生化学で頻繁に用いられ、俗に「液クロ」(液体クロマトグラフィーの略)といえばこれを指すことが多い。 高速液体クロマトグラフィーにおいては各物質は比較的鋭いピークとして検出され、分離(他の物質のピークと明確に分けられる)および検出(鋭いピークにより高い感度が得られる)の能力が従来の液体クロマトグラフィーより良くなる。 移動相としては、カラムや装置に悪影響を与えない範囲で各種の溶媒が使用される。水や塩類の水溶液、アルコール類、アセトニトリル、ジクロロメタン、トリフルオロ酢酸などが用いられる。相溶性のある(互いに混じり合う)溶媒を混合して使用する場合が多い。 溶媒の組成に勾配を付けて(すなわち組成を連続的に変えて)溶出を行うことも多い。たとえば後述の逆相クロマトグラフィーにおいて水/メタノール勾配を使う場合、まずメタノールの少ない条件で極性の高い物質が溶出し、その後メタノールの割合を増加させてゆくに従ってより極性の低い物質が順次溶出する。これをグラジェント分析と呼ぶ。これに対し、一定組成の溶媒で分析物を溶出させる分析法をアイソクラテック分析と呼ぶ。 測定時間は測定物質および測定パラメータによって大きく変動するが、一般的には数分から数十分/回程度である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高速液体クロマトグラフィー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 High-performance liquid chromatography 」があります。 スポンサード リンク
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