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Hib ( リダイレクト:インフルエンザ菌 ) : ウィキペディア日本語版 | インフルエンザ菌[いんふるえんざきん]
インフルエンザ菌(インフルエンザきん、''Haemophilus influenzae'')とは、主に呼吸器や中耳に感染する細菌の1種である。b型菌のことをHib(ヒブ)と呼ぶ。歴史的な理由によりインフルエンザという名称が付けられてはいるが、インフルエンザの病原体ではない。 == 歴史 == 1800年代のインフルエンザの大流行の際に、原因菌として分離された細菌である。そのためインフルエンザ菌という名称が付いているが、その後否定されたため名称だけが残ることとなった(インフルエンザの真の病原体は、RNAウイルスのインフルエンザウイルスである)。ただし、インフルエンザに引き続いて二次的感染を起こすことがある。1995年に''H. influenzae'' Rd.株の全ゲノム配列が解析され〔Fleischmann, R.D. et al., 1995. Whole-genome random sequencing and assembly of ''Haemophilus influenzae'' Rd. Science 269:496-512. Journal 〕、その後データが改定されることにより、本菌のゲノムは1,830,138塩基の環状染色体からなり、染色体上には1,657のタンパク質配列がコードされている事が明らかとなった。なお、インフルエンザ菌は、初めて全ゲノム配列が明らかとなった生物である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インフルエンザ菌」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Haemophilus influenzae 」があります。
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