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象牙質知覚過敏症(ぞうげしつちかくかびんしょう、Hypersensitive Dentin (Hys) )とは、生活歯において象牙質の露出をきたし、様々な刺激による知覚亢進を主症状とする硬組織疾患のこと。単に「知覚過敏」を呼ばれることも多い。 == 原因 == 象牙質知覚過敏症の原因は、まだ不明な点も多いが、主として象牙細管の開口によって、細管内の組織液が動き神経を刺激することという動水力学説が広く受け入れられている。細管内の組織液の移動は、エナメル質の欠損、歯頸部歯肉の退縮などによる根面露出〔を引き起こす様々な事象に由来する。 エナメル質欠損の要因としては、咬耗症によるエナメル質の物理的磨耗〔、摩耗症〔、破折〔、酸蝕症などによる化学的磨耗、さらには歯科治療による齲蝕歯質の除去や窩洞形成〔がある。根面露出の要因としては、辺縁性歯周炎の進行や歯みがきの不正、歯肉の加齢変化が挙げられる。 これら直接的要因に加えて、過労や妊娠、精神的素因によってもたらされる歯髄の知覚亢進のような間接的要因もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「象牙質知覚過敏症」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dentin hypersensitivity 」があります。 スポンサード リンク
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