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thumb H型エンジン (H engine) とは、レシプロエンジンの形態の一種である。水平対向エンジンを2つ重ねて結合させた構造を持ち、正面から見るとシリンダーと結合部が「H」あるいは「エ」のように配置されていることが名前の由来である。 == 概要 == H型エンジンは水平対向エンジンを縦または横に2つ束ねたような構造をしている。2つの「エンジン」は独立したクランクシャフトを持ち、それぞれの動力がギアによって統合され、その後にエンジンの外部へ出力される。このためH型エンジンは、クランクシャフトが1本で済む他の形態のエンジンと比べ出力荷重比の点で劣っている。このことはH型エンジンが一般的なエンジンの型式とならなかった大きな原因である。一方、気筒を増やしてもエンジンの全長を短く抑えることができるという利点があり、気筒数の多い大出力の航空機用エンジンやフォーミュラ1用エンジンの中にはこの形態を採用したものもあった。 H型エンジンと同様に「2つのエンジンを結合させる」というコンセプトに基づくエンジンとしてU型エンジンがある。これは水平対向エンジンではなく直列エンジンを2つ束ねた構造を持っている。またV型エンジンを2つ束ねたX型エンジンと呼ばれる形式もあるが、これは単一のクランクシャフトを持つ点でH型エンジンとは異なる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「H型エンジン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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