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iBooksとは、Apple Inc.が提供する電子書籍アプリケーション。iOSの対応端末とOS X 10.9以降を搭載したMacに対応している。2010年1月27日にiPadと共に発表され〔、2010年中頃にiOS 4へのアップデートをもってiPhoneとiPod touchに対応した〔。ただし、iOS端末にプリインストールされているわけではなく、iTunes App Storeから無料でダウンロードして利用する必要がある。 基本はiBookstoreにあるEPUB形式のコンテンツをダウンロードして使用するが、iTunesの機能を使って自身で作成したEPUBやPDFファイルを追加することも、SafariやApple Mailを通してダウンロードしたファイルやマルチメディアを組み込んだ電子書籍を閲覧することも可能である。2010年3月時点の製品情報によれば、VoiceOverを使用して「任意の頁を読む」ことができるという。 2012年1月18日、ニューヨークで行われた教育関連イベントでアップルはランドスケープモードでの操作やインタラクティブな読書が可能なiBooks 2の無料公開を発表した。加えて、iBooksで読めるインタラクティブな教科書を誰でも製作できる新しいアプリケーションであるiBooks AuthorをMac App Storeで公開することやiBookstoreの拡張として教科書カテゴリを新設することを発表した。 == 歴史 == iBooksは2010年1月開催のプレスカンファレンスでiPadと同時に発表されたが、自社ストアはアメリカ合衆国でiPadとiTunes 9.1のリリース3日前にオープンしている。これは歴代iPhoneシリーズの発売でアップルのサーバーに大きな負担がかかった為それを防ぐための対策とされている。2010年3月31日にiBookstoreは約60,000冊取り揃えてオープンした。 2010年4月8日、アップルはiOS 4へのアップデートでiBooksをiPhone、iPod touchに対応させると発表、これにより初代のiPhoneとiPod touchへの対応は成されないことになった。 2010年6月8日、WWDCでの基調講演で来月行われるiBooksのアップデートでPDFファイルの読み込みだけでなくPDFと電子書籍両方で注釈に対応することを発表した。 同年7月1日時点でiBooksはカナダでも利用可能となっている。 一方、iPhone 3GS、iPod touchといったiOS 4が動く旧機種においてiBooksの動作が遅いことに批判が噴出したが、7月19日のアップデートでアップルはいくつかの修正を行った。 2011年9月27日、アイルランドでもプレミアムストアが利用可能になった。 2012年1月9日、iPadで教科書をダウンロード購入できるようになるiBooks 2の公開を発表した。この新アプリでインタラクティブなダイアグラムやオーディオ、ビデオを再生するデジタル教科書をiPadで閲覧できるようになっている〔Brian Chen and Nick Wingfield, The New York Times. "Apple Unveils App and Tools for Digital Textbooks ." January 19, 2012. Retrieved January 19, 2012.〕。また自身でインタラクティブな教科書を製作できるiBooks Authorという無料ツールも公開した。 2012年10月23日、アップルはiBooks 3を発表した。 アメリカ合衆国、イギリス、カナダ、アイルランドのみでプレミアム向けのiBookstoreを展開しているが、2013年に日本でもiBookstoreがオープンした。 2013年10月22日にリリースされたOS X MavericksにはMac用のiBooksが新規搭載され、Macでも電子書籍の閲覧と購入が可能になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IBooks」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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