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IKAROS(イカロス)とは独立行政法人宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)及び月・惑星探査プログラムグループ(JSPEC/JAXA)が開発した小型ソーラー電力セイル実証機である。名称は「太陽放射で加速する惑星間凧宇宙船」を意味する英語の「」にちなむものであり、森治により、ギリシア神話の登場人物の一人イカロスにちなんでつけられた〔ISASメールマガジン第192号★01:勇気一つを友にして♪ - 森治〕。 金星探査機「あかつき」と共に、2010年5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、6月3日から6月10日にかけてセイルを展開、7月9日に太陽光(太陽風ではない)による光子加速の実証が確認された。12月8日には金星フライバイを行っている。 == 目的 == IKAROSはソーラーセイルを主推進として利用する世界初の惑星間航行宇宙機であり、主に以下の4つの項目について技術実証を行う計画である。 # 大型膜面及び展開機構の開発と展開制御技術の確立 # 太陽電池セルを搭載したソーラー電力セイルからの集電 # 光子セイルによる加速実証と加速性能の推定 # 操舵装置の搭載による光子セイルを用いた航行技術・方向制御技術の確立 打ち上げ後数週間で上記2項目(ミニマムサクセス)を達成し、その後約半年かけて下記2項目(フルサクセス)を達成した。 2010年12月8日には金星フライバイを行い、当初予定していたミッションをすべて成功させた。 今後も更なる技術検証および習得を目指して運用が行われる予定である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IKAROS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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