|
IMDS(アイエムディーエス、英:International Material Data System)-ヒューレット・パッカードのHP企業向けサービス部門が運用を請け負っている自動車業界向け材料データベースである。2010年5月現在、欧米日韓26社の完成車メーカーが加盟している〔IMDSホームページ(2010年5月24日閲覧) 〕。環境保護を目的とした各種の法規に対応するため、1998年、ドイツ自動車工業会(VDA)は自動車に使用されている物質のデータを収集するシステムを開発することにした。これをうけて完成車メーカー8社(アウディ、BMW、ダイムラークライスラー、フォード、オペル、ポルシェ、フォルクスワーゲン、ボルボ)と独EDSが共同開発したものがIMDSである。独EDSがそのまま運用を請け負っていたが、その後EDSはヒューレット・パッカードに買収され、現在はヒューレット・パッカードが運用している〔IMDS 2001年9月27日付けニュースレター 〕〔日本HPのウェブサイト 〕。 ==概要== IMDSは材料に関する共有データシステムである。自動車に使われる個々の部品の環境保全に関係する側面を管理するために、完成車メーカーが使用している。どの部品にどのような材料が使われていて、最終的にどのコンポーネントに組み入れられているかを、自動車業界ではこのシステムを利用して完全に再現することができる。 IMDSは、次のような法律的な背景を踏まえて、それに合うように作られている。 *法規により使用を禁止されている物質は、完成車メーカーがサプライチェーンから除かなければならない。 *EUのELV指令(End of Life Vehicles Directive / 欧州指令 2000/53/EC) が、廃自動車の材料のリサイクリング率を高めることを自動車製造者に課している。それで部品製造者はそれぞれ正確な材料情報を提供する必要がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IMDS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|