翻訳と辞書 |
IPS-1[あいぴーえすわん] IPS-1(アイピーエスワン)とはミトコンドリア外膜上の膜蛋白質であり、細胞質内でウイルス由来のRNAを認識するRIG-IやMDA5分子からシグナルを受け取り、抗ウイルス作用を示すI型インターフェロンの産生を促す、ヒトの自然免疫系で働く分子。別称として、MAVS(マブス), Cardif(カーディフ),Visa(ビザ)がある。 == 蛋白質の機能 == N末端にCARD様のドメイン、中央にプロリンリッチ領域、C末端に膜貫通領域をもち、ミトコンドリア外膜上に存在する分子。RIG-IやMDA5分子のCARD様ドメインと結合することで活性化する。活性化するとTRAF2,3,6分子を介して下流へとシグナルを伝える。I型インターフェロン産生にかかわるIRF-3の活性化にはTRAF3分子を、他のさまざまなサイトカイン産生にかかわるNF-κBの活性化にはTRAF2とTRAF6分子を必要とする。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IPS-1」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|