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軌道周回機(きどうしゅうかいき)は、インド宇宙研究機関(ISRO:Indian Space Research Organization)がインドの有人宇宙飛行計画に使用することを予定している宇宙船の暫定的な名称である。カプセルは3人を運ぶ能力を有し、将来的にはランデブーとドッキング能力を備えることが計画されている。 == 概要 == 軌道周回機は重量3トンのカプセル型宇宙船で、完全自立制御により3人の乗員を軌道へ運び、2日間で数回周回してから安全に帰還させる目的で設計される。ISROは宇宙回収カプセル回収実験(SRE)の設計を基に軌道周回機を設計している。ISROは2007年1月に550kgの宇宙回収カプセルを打ち上げ、回収した。実物大の有人軌道周回機はこれを基にしており既にISROが公表した概念図は宇宙回収カプセルよりも円錐形で細長い形状を示している。 宇宙カプセルは生命維持装置と環境制御装置が搭載される。またロケットの第一段や第二段に異常が起きた緊急時に脱出する機能を有する。宇宙船の概念図によると主エンジンと周囲の小型のエンジンはカプセルの基部の周囲に軽量にまとめられている。地球周回軌道上での機動能力が含まれる。軌道周回機の原型の先端部にはドッキング機構がないが、爆発ボルトで開く扉が側面にある〔Orbital Vehicle 〕。 軌道周回機はGSLV-IIIロケットで打ち上げられる形状になっている〔ISRO eyes a manned Moon mission by 2015, awaiting Govt approval 〕。 インドの軌道周回機は現在のソユーズ宇宙船や中国の神舟や中止されたアメリカのオリオン宇宙船よりも大幅に小さいがジェミニ宇宙船よりは大きい。 現在入手し得る多くの技術要素が有人宇宙飛行に投入されるが、ISROは信頼性の高い生命維持装置や安全性に優れた乗員脱出装置等、多くの新技術の開発を必要としている。完全な再突入技術が有人宇宙飛行に不可欠なため、ISROは3機の宇宙回収カプセル(SRE)の計画を立てて数度の無人軌道周回機の飛行を予定している〔Towards an Indian manned flight 〕。 初飛行では2名の乗員を乗せた3.7トンのカプセルを高度の軌道上へ投入し、最大7日間周回する予定である。カプセルは現在開発中ISROのロケットGSLV-IIIで打ち上げられる。シュリーハリコータのサティシュ・ダワン宇宙センター(SDSC)から打ち上げられてからおよそ16分後に、ロケットは軌道周回機を高度300から400kmの周回軌道へ投入する。カプセルはベンガル湾へ着水する予定である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ISRO軌道周回機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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