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ITRANS(アイトランス)は、インドの文字(デーヴァナーガリーなど)をラテン・アルファベットで翻字する方式のひとつ、およびその方式で書かれたテキストを処理するためのソフトウェアの名称。 京都・ハーバード方式と同様、ASCIIの範囲の文字だけを使うが、京都・ハーバード方式がサンスクリットに特化しているのに対し、ITRANS は主に現代インド諸言語を対象とする。 == 概要 == ITRANS は、Avinash Chopde によって 1990年前後に開発された。当初はヒンディー語の映画音楽の歌詞をネットニュース上に載せることを目的としていた〔公式サイトの説明による〕。 ITRANS ソフトウェアは、ITRANS の翻字方法で書いたテキストを、インドの文字に変換することができる。プレーンテキスト・HTML・TeX・PostScript に対応している。 表記体系として、デーヴァナーガリー(ヒンディー語・マラータ語・サンスクリット)、ベンガル文字、グジャラーティー文字、グルムキー文字、タミル文字、テルグ文字、カンナダ文字、およびサンスクリットの IAST 翻字に対応している。 ITRANS は、入力用にも広く使われている。たとえば、Google 入力ツールでは、ヒンディー語を選んで、デーヴァナーガリーの音声的キーボードを選ぶと、ITRANS 方式で入力できる〔Google 入力ツール 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ITRANS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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