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inetd(アイネットディー)は、多くのUNIXシステムで採用されたインターネットサービスを管理する型デーモンである。InternetDaemonの略。4.3BSDで初めて採用され〔inetd(8) FreeBSD Man Pages、History節を参照〕、通常 /usr/sbin/inetd にある。後継のスーパーサーバ型デーモンとしては、xinetdがある。 == 経緯 == inetd登場以前は、1台のサーバで複数のサービス(FTPサーバ、TELNETサーバ等)を稼働させておくには、それぞれのサービスのデーモン(ftpd、tftpd等)を起動しておき、それぞれのデーモンが、それぞれの待ち受けポートを監視する - というスタイルだった。しかし、この方法では、監視するポートの数だけデーモンが起動していることとなるため、実際にそのサービスが利用されていない時には、実質、メモリの無駄遣いということとなる。そこで、待ち受けポートを監視する専用の中継デーモンを用意し、待ち受けポートに要求がきた時には、あらかじめ決められたデーモン(ftpd、tftpd等)を起動させるという動作が用意されるようになった。 ; メリット : メモリの浪費解消 ; デメリット : inetdが中継動作することとなるので、動作レスポンスが遅れる。 : そのため、httpd等はinetdを経由させず、常時起動させておくことが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Inetd」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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