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Infinix : ウィキペディア日本語版
Infinix
インフィニックス(Infinix)は、坂本勝が主催する日本の音楽ユニットである。
インストゥルメンタルミュージックを中心に、映像音楽の制作や、プロデュース活動などを行っている。また、傍らでは「リラクゼーション アジア」シリーズなどのオリジナルアルバムも出している。
1997年に作曲家の坂本勝が、ジャズピアニストの大口元致に声をかけ共同で映像音楽の制作を行った際、クレジットを「インフィニックス」としたところから、ユニットとしての活動が始まった。以降、共同で音楽制作を行う場合はInfinix(インフィニックス)としてクレジットしている。Infinix(インフィニックス)は、アーティスト型のユニットというより、職業作曲家として趣きが強いようである。2006年、NHKスペシャル の大型企画 「シリーズ同時3点ドキュメント」のメインテーマや「昭和天皇87年のご生涯」の音楽を担当するなど、ニューエイジミュージックを中心に制作活動を行っている。またドラマでは「TBSテレビ開局50周年特別記念企画 里見八犬伝」などの大型企画ドラマなどの音楽も担当。2013年にはNHKスペシャル「新生歌舞伎座 檜舞台にかける男たち」のオープニング曲・コーナー曲などに楽曲を提供した。その他、ドキュメンタリーや報道ニュース番組などの背景音楽、バラエティー番組のBGM、CM音楽、美術館・博物館から個展やアートギャラリーの音楽プロデュースまでその活動は幅広い。
現在は大口元致のクレジットを見ることはない、またメンバーの坂本勝と阿部靖広は音楽学校時代の同期である。Voiceパートとして、Tealla(アルバム「Fantasia」など)、鬼平ハンカチーフ2号(アルバム「尾崎豊が教えてくれたこと」)、芙美子(アルバム「リラクゼーションアジア〜ふるさとの調べ」)、廣島リマ(アルバム「リラクゼーションアジア〜ふるさとの調べ」)などのヴォーカリストが限定的に参加、クレジットされている。
2003年に、インフィニックス(Infinix)の作品をリリースするレコード会社 infini music ( 販売元 ユニバーサルミュージック)を設立。並行してアーティストの発掘、音楽プロデュース等も手掛け、芙美子「Leaf Breath」、廣島リマとアフロ橘「Christmas Songs」などのヴォーカルアルバムを制作している。
シリーズアルバム「リラクゼーションアジア1〜悠久の香」では Flow and Flow、「リラクゼーションアジア2〜竹林の風」では Silent Leafというヴォーカル曲が、それぞれアルバムの最後に隠しトラックとして収録されている。
シリーズアルバム・リラクゼーションアジアでは「リラクゼーションアジア〜アロハの煌」というハワイアンサウンドの企画を立てたが、レコードメーカー担当者から「ハワイはアジアではない」という理由で企画として受け入れられなかった。それに対してプロデュース担当の坂本勝が「ハワイもアジアのようなもの。地球はひとつ、柔軟な発想を持ちましょう」と粘り、メーカー側も「それもありだ」派と「それはない」派に分かれ二者対立の様相を呈したが、最終的に却下された。
結果的に「リラクゼーションアジア〜夕凪の彩」として、ソプラノサックスをフィーチャーし(東南アジア)オリエンタルビーチをイメージしたアルバムとなった。
音楽的には、二胡や篠笛、尺八、三味線、琴、古箏、和太鼓やパーカッションなど民族楽器を取り入れたエスニックサウンドや、ヒーリングミュージック、ニューエイジミュージックとしてカテゴリーされることが多い。西洋音楽と東洋音楽、アナログサウンドとデジタルサウンドの融合をうたっている。
オリジナル曲だけでなく沖縄民謡や叙情歌(芙美子、川崎元司郎他)・ゴスペルミュージック(廣島リマとアフロ橘)などカバー楽曲をプロデュースすることもある。特に芙美子「沖縄ヴォイス・オブ・ヒーリング」では i-tunes の配信売り上げランキングにおいてイージーリスニング、ワールドミュージックのジャンルで数年以上にわたりロングランで、TOP1をキープした。
坂本勝と黒木千波留はInfinixの中心メンバーとしてその付き合いは長きにわたり、電話やメールなどで、常時やり取りや打ち合わせを行っている。その感覚から古き旧友のごとく親密にしているが、実際には直接合ったことは4度しかない。実際の待ち合わせで、お互いすぐ近くにいたにもかかわらず30分以上気づかなかったというエピソードがある。
阿部靖広のスタジオで打ち合わせを行うため坂本勝が片道約3時間かけて訪問したが、お互い無言でTVのワイドショーを見ているうちに時間が過ぎ暗くなってしまい、「遅くなったので、打ち合わせは次回にしよう」と、結局、何もせずまた3時間かけて帰宅した。打ち合わせはその後、電話で行った、という経緯がブログに掲載されていた。
「遠いところまで出かけたのにお茶どころか、水の一杯も出なかった。二度と行かない。あんな遠いところは日本ではない」との坂本勝のコメントがあった。
2014年3月頃まで「Infinixな日々」というブログを開設していた時期があるが、「ブログを書く時間があるのなら、作業時間にあてたほうが得だと気付いた」との理由で閉鎖された。
主としてS.E.N.S. Companyがマネージメントを行っている。
2012年には、女性クラブシンガーを迎え、
Infinix & Voicesという派生ユニットを結成、
尾崎豊のヴォーカルカバーアルバム「尾崎豊が教えてくれたこと」を発表した。
坂本勝の破天荒のプロデュースが話題となる。
「街の風景」では、仮カラオケで歌録りをした後、アメージンググレイスのピアノ演奏を録音し、カラオケをアメージンググレイスのピアノへ強引に差し替えた。音楽的にはアメージンググレイスのピアノで歌を歌っていることになる。和音的、リズム的にまったく合っていない箇所が見受けられるが、坂本勝曰く「そこに意味はない」。
「僕が僕であるために」では、音域の広さと、ヴォーカリストの音域が合っていないためか、ヴォーカリストが特にサビなどで声が裏返りうまく歌えなかったが、坂本勝曰く、「尾崎豊の歌唱力のすごさがわかるので丁度良い」ということで、あえてそのテイクを採用した。
「十七歳の地図」では、トリッキーさを出したいということで、坂本勝がサビでヴォーカルの音量をいきなり切ったが、他のメンバーに却下された。
「太陽の瞳」「街路樹」「十七歳の地図」では、
ロックアルバムということで、特にギターソロでは坂本勝の羽目をはずした派手な演奏が目立っている。
ヴォーカリストに、「歌より目立っている」と皮肉を言われたが、
あくまで、「何が良いのかは決まっていない」との意見で押し通した。
「Forget-me-not」では、坂本勝がヴォーカリストに「この辺りはささやくように、この辺は声が聴こえなくていい、この部分は泣いて歌って下さい」との指示を出したが、
ヴォーカリストから「泣けない」との意見が返ってきたので、「では、いっそのこと逆に笑いながら歌ったらどうだろう。もしくは、僕が泣いてみましょうか?」とのアドバイスをしたところ、
ヴォーカリストに拒否された。
「ダンスホール」では、会話っぽく聴こえるように、坂本勝が意図的に音程を大々的に編集し、ヴォーカリストから「原曲にそって忠実に歌ったのに、歌ったメロディーと違う」と抗議をうけた。
基本的には原曲のコード進行を尊重して制作されているが、「優しい日射し」では、原曲より、甘くせつない流れのコード付けが坂本勝によりなされている。
原曲のコード進行を極力尊重しているため、伴奏に関して編曲(アレンジ)という言葉はつかわず、あえて演奏という言葉を使っている。
ソロユニットInfinix〜M.Sakamotoとして、坂本勝は2013年にヒップホップアルバム
「ドリンクバーはおつけしますか?」を限定盤として制作。
坂本勝は、船井総研など大小、様々な経営コンサルタントのビジネスセミナー講師などに招待され講演活動を行っている。
大企業から中小企業、幹部から社員まで、人材育成の講義を行っている。
また、新人のコンサルタントにコンサルタント(人材教育)を行ったこともある。
それらの講義のテキストをラップにのせて制作したCDアルバムが、「ドリンクバーはおつけしますか?」である。
主な内容としては、講義のテキストを朗読する形をとっている。
「知識や技術だけでは足りない。それらの人を使う人になりなさい」「教えられることと教えられないこと。教えられないことが大事」「知恵と知識、知恵を持った者が知識を持った者を使う」「あなたから地位や名誉、知識をとったら、ただの人」「上から下は見えるが、下から上は見えない」「楽をするために苦労をしよう」「問いを征する者は全てを征す」「1段飛ばしの会話をしよう」「前提が変われば全てが変わる」「音楽はひとつのビジネスツールでしかない」などの講演テキストが歌詞の原案となっている。
講義の内容に関して書籍化の話もあったが、「自分ごときが書いたものが商業的に売れる訳がない。
つまり一銭にもならない」と断り、この企画に至った。
内容は、ヒップホップアルバムとは名ばかりで、音楽やラップ、ヒップホップの要素はまったくなく、単純なリズムの繰り返しの後ろで、テキストを延々、朗読しているだけの稚拙なものであった。
思い立ったように、「〜〜〜YO」とラップ風な朗読が入ると、笑い声が起きるというパターンもあった。
一部、音源、歌詞(コメント)の内容が「Infinixなブログ」にアップされていたが、現在は削除されている。
録音状態も、生活音や車の排気音、後ろでは笑い声や雑談、テレビの音も混じっていた。読み手が休憩中も、無言でそのままリズムだけが流されていた。意図的か意図的でないかは不明であるが、「問題は中身でしょ」とのことで、このようなCDアルバムとなった。
「ドリンクバーはおつけしますか?」は、長さが2時間15分という長さでCD3枚に収められており、
1〜3の順序が逆に表記されている。
数社のコンサルタント会社のみに教材用として有料にて配布された。
当初のタイトルは「脇が甘いからなめさせろ」「聞き流すだけでOK!!」であった。
「ドリンクバーはおつけしますか?」は、なぜ「ドリンクバーをつける前提の聞き方なのか」という小さな疑問からきている。
ビジネスセミナー受講者に対して、
「そもそもこんなセミナー来るなんて暇ですね」と最初に挨拶する。
この言動には、セミナーなどの主催者から再三注意されている。
== メンバー  ==

*坂本勝(さかもと まさる)
プロデュース、コンポーズ、ギター、キーボード、ピアノ、アレンジメント。大阪府出身。
NHKスペシャル、里見八犬伝、昭和天皇87年のご生涯などInfinixの大多数の楽曲を手がけている。
個人としては、中国琵琶の邵容(シャオ・ロン)、歌手で古筝演奏家の謝雪梅(シャセツバイ)、和太鼓ユニット梵天など民族楽器奏者への楽曲提供を多数行っている。
その他、NHK・民放放送局を中心にドキュメンタリー、ニュース、バラエティーなどの背景音楽や、CM音楽、個展や芸術館、イベント、演劇などの音楽、施設などの光と音楽による空間プロデュースなども行っている。

*黒木千波留(くろき ちはる)
コンポーズ、キーボード、ピアノ、アレンジメント。神奈川県出身。
個人としては、加藤登紀子、GONTITI、中孝介などのツアーミュージシャンの他、映画音楽・ドラマなどの音楽制作も多数行っている。

*工藤春彦(くどう はるひこ)
バイオリン。神奈川県出身。
個人としては、東京(NHK)交響管弦楽団のコンサートマスターや、紅白歌合戦などの番組をはじめNHK・民放などの音楽番組を中心に、様々なステージでの演奏活動を行っている。

*阿部靖広 (あべ やすひろ)
コンポーズ、ギター、キーボード、ピアノ、アレンジメント。埼玉県出身。
個人としては、倖田來未、MY LITTLE LOVERなどJ-Popsを中心に多数楽曲提供をしている。
ビートマニアなどのゲーム音楽のプロデュースも行っている。

*田村信二(たむら しんじ)
コンポーズ、キーボード、ピアノ、ギター、アレンジメント。兵庫県出身。
個人としては、SMAP、SKE48などJ-Popsを中心に多数楽曲提供をしている。
「けいおん」などアニメ、「テイルズ オブ デスティニー」などのゲーム音楽などの制作にも携わっている。

*鈴木健二(すずき けんじ)
キーボード、ピアノ。東京都出身。
個人としては、主にフリーのスタジオミュージシャンとして活動している。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Infinix」の詳細全文を読む




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