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J-PARC放射性同位体漏洩事故 : ミニ英和和英辞書
J-PARC放射性同位体漏洩事故[じぇいぱーくほうしゃせいどういたいろうえいじこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

放射 : [ほうしゃ]
  1. (n,vs) radiation 2. emission 
放射性 : [ほうしゃせい]
 【名詞】 1. radioactive 
放射性同位体 : [ほうしゃせいどういたい]
 (n) radioisotope
: [どう]
 【名詞】 1. the same 2. the said 3. ibid. 
同位 : [どうい]
 【名詞】 1. the same rank 2. the same digit
同位体 : [どういたい]
 (n) isotope
: [くらい]
  1. (n,n-adv,suf,vs) grade 2. rank 3. court order 4. dignity 5. nobility 6. situation 7. throne 8. crown 9. occupying a position 10. about 1 1. almost 12. as 13. rather 14. at least 15. enough to 1
漏洩 : [ろうえい]
  1. (n,vs) disclosure 2. leakage 3. escape (of gas)
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事故 : [じこ]
 【名詞】 1. accident 2. incident 3. trouble 4. circumstances 5. reasons 
: [ゆえ]
  1. (n-adv,n) reason 2. cause 3. circumstances

J-PARC放射性同位体漏洩事故 : ウィキペディア日本語版
J-PARC放射性同位体漏洩事故[じぇいぱーくほうしゃせいどういたいろうえいじこ]

J-PARC放射性同位体漏洩事故(ジェイパークほうしゃせいどういたいろうえいじこ)とは、日本標準時2013年5月23日11時55分、茨城県那珂郡東海村にある大強度陽子加速器施設J-PARCの施設の1つであるハドロン実験施設で発生した放射性同位体漏洩事故である。装置の誤作動に起因する放射性同位体の拡散と、事故発生後の対応が誤っていた事によって、当時施設内にいた作業員や研究者102人のうち34人が被曝したほか、管理区域外にも微量の放射性同位体が漏洩した〔J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて ''J-PARC'' 〕〔J-PARC ハドロン実験施設における作業者の被ばくについて ''J-PARC'' 〕〔J-PARC ハドロン実験施設における入域者の被ばくについて ''J-PARC'' 〕〔J-PARCハドロン実験施設からの放射性物質の放出に伴う環境影響評価 ''J-PARC'' 〕〔放射線発生装置故障等報告書 ''J-PARC'' 〕。原子力規制委員会は、本事案を暫定的に国際原子力事象評価尺度レベル1(逸脱)に相当する事象と評価した〔独立行政法人日本原子力研究開発機構から放射性物質の管理区域外への漏えいについて報告を受けました ''独立行政法人 原子力規制委員会'' 〕。
== 事故の経緯 ==
J-PARCのハドロン実験施設では、6×6×66mmのの標的に、50GeVの出力を持つシンクロトロンで最大で光速の99.98%まで加速した陽子を照射し、ニュートリノπ中間子などの二次粒子を発生させ、それらの粒子を利用した複数の実験を平行して行う事が出来る〔。しかし2013年5月23日11時55分 (JST) 、陽子ビームの異常を知らせる警報でビームが停止した。このとき、通常の400倍に相当する、5ミリ秒間で20兆個の二次粒子が取り出された。その後の12時8分頃、警報をリセットした上で運転を再開したが、二次粒子の発生数が低下していたため、調整を行ったうえで12時30分頃に利用運転を再開した。しかし同時刻に、K1.8RB実験グループが中性子カウンターの数値上昇を確認したため、調査を行った。その結果、13時30分頃、ハドロンホール内のガンマ線モニタが、通常の約10倍に相当する4μSv/hの放射線量を確認した。そこで14時26分頃ビーム運転を停止したところ、ガンマ線量の低下を確認した、また、15時15分頃、排気ファンをまわしたところ、更に線量が低下することを確認した。このため15時32分頃、線量がある程度低下した段階で、ビームの連続運転を再開し、標的の位置を再調整した。また、排気ファンを停止した。16時0分頃、ホール内の線量測定を行った結果、全体の線量が4から6μSv/hと高く、ガンマ線モニタの線量に再度の上昇が認められたため、16時15分にビームの運転を停止した。そして17時0分頃、ホール内の放射性同位体による汚染を確認し、17時30分頃に作業員の簡易的な身体汚染調査をし、汚染が基準値以下であることを確認したうえで、ホール外への退避を完了した〔。作業員はこの日は帰宅している。なお、この時の推定被曝量は、日本原子力研究開発機構が内規で定める、被曝限度量0.5mSv/日以下であったと測定されたが、精度が荒いもので、結果的に間違っていたことが後に判明する〔「放射能漏れ 想定外 「誤警報」と判断・換気「問題なし」 対応手順 存在せず 加速器施設事故」
『読売新聞』2013年5月26日朝刊第3面〕。
24日の9時頃から、昨日に起きた状況について報告がなされたが、その時点では通報連絡に該当する事案であるとは考えられていなかった。その理由として、ホール内の空間線量や床の放射性同位体の濃度が通常の約10倍になった時点では、法律上の問題はなく、報告も必要な数値ではないためであると語られている。東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所のモニタリングポストデータに線量がわずかだが一時的に上昇していることが確認されたのが17時30分頃であった。18時過ぎには、線量の上昇が排気ファンを運転した時間とほぼ一致していることが確認されたため、21時10分に原子力科学研究所の緊急連絡先に通報した。現地対策本部を設置し、議論した結果、放射性同位体が施設外に漏れ出た可能性があることから、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の管理区域外での漏えい(施行規則第39条第1項第4号)に基づく法令報告に当たると判断。22時40分に関係機関への連絡が行われた〔。また、詳しい内部被曝の検査を希望した4人を検査した結果、内部被曝をしていることが確認された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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